2022年11月2日放送
脚本:光益義幸
監督:橋本一
遺書を書き終わり、椅子とロープを用意している男のシーンからお話開始。こういう時にもお腹は空くし、鳴るんだなぁってことで、最後の晩餐を求めて外へ。
こてまりで「新作料理」の準備中の美和子。長い異国暮らしで磨きがかかってるとか…。そういえば、料理の方向性が変な方に行ったのは、エジプトに転勤になった後だったか。こてまりが鍋を覗くと怪しげな青い光が…。これを土鍋で作ってるというのもアレだよね…。
血の付いたマフラーを偶然発見して、持ち主の男を追い始める特命係。この始まり方、「相棒」っぽい。「誰かを殺しちゃった男が自分も死のうと思って首吊り用のロープを買った」という亀山くんの推理、当たってるわ。
マフラーの持ち主、金持ちの独身貴族堂島役は矢柴俊博さん。season10第11話「名探偵再登場」の時も金持ちの息子で莫大な遺産を相続予定の男の役だったけど、その時は実子(隠し子)で、この回では養子。season5第4話「せんみつ」の時には酒造会社の社員役でチラッと出てる。
クラブのママ役は大家由祐子さん。相棒シリーズには何度も出演されてるけど、この回はそれまでとは雰囲気が違う。season4第3話「黒衣の花嫁」、season7第14話「男装の麗人」、season13第10話「ストレイシープ」では冷たい感じの役だったと思う。
捜査一課は、「先月から追っていた強盗殺人事件の被疑者」を追っていて朝から忙しい。これが菊池だったってことね。朝、由季からのタレコミで追い始めたと。
右京さんの指示で大雑把に青山方面へ向かう亀山くん。一方、「手のかかる部下」を持って気が休まらない右京さん。
以前見た時は、亀山くんがカフェでレシート?みたいなものを見つけて由季の部屋へ向かってるのが不思議だったけど、これって買い物じゃなくて買取のレシートなのか。買取だとこんな風に名前と住所が印字されるものなの?経験がないのでわからんのだけど。
ミツルが玉ねぎを切ってる時にチラッと梅酒の瓶が映るのが伏線だったのね。これをちゃんと覚えていた人は、堂島が「酒屋の娘と付き合っていた」という話を始めた時にピンと来たのか…?私はボーっと見てたからピンと来なかったけど…。
由季のアパートの大家役の金田誠一郎さん、見たことある気がしたけど、season18第5話 「さらば愛しき人よ」で出版社の社長役をやってた人らしい。
亀山くんが由季の部屋で手紙と婚姻届を発見。なんで手紙を由季が持ってるの?堂島に渡したんじゃ?と思ったけど、宛名(偽装)は堂島じゃなく由季なんだから、堂島には見せただけで持ち帰ったってことか。
亀山くんが送ったカフェの映像と「キクチという前科のある男」という情報で、それが捜査一課の追ってる男だとピンとくる右京さん。
金持ちの家の養子になるって、それだけ聞くと羨ましいけど、仕事も結婚も親が決めるとなると難しいね…。知り合いで、商売をやっている家の婿養子になった人がいて、それって「結婚=生活=仕事」だから、もし離婚となったら失業することになるし、大変だなぁと思ってたけど、結婚は自分の意志だからね。それは覚悟の上なんだと思う。でも、子供の頃に養子になるのはそれとは違うよな。
はじっちを「はじっち」と呼んですっかり仲良しの亀山くんとはじっち。キクチは既に由季のタレコミにより警察が追い、空港で逮捕されていることが判明。
伊丹をお尻でグイグイやってどかす亀山くん。相変わらず仲良し。
「落ち葉と土と和紙」で「神社」とすぐに気づく亀山くん。すごいじゃん。マフラーの推理も当たってたし、冴えてるぅ~。
「娘だと思っていた女が、実は赤の他人だった」で終わらず、「通っていたバーの店主が実は自分の息子だった」だったのはビックリで、初めて見た時はちょっと話に置いて行かれた。
この後、この2人はどうなったんだろうな。ミツルは、母からの手紙を未開封のまま持っていたってことだから、父親のことはあまり知りたくなかったのかもしれない。店主と常連客としてはうまく行ってるように見えるけど、もし堂島が「自分が父だ」と言ったら関係性が変わってしまうんだろうか…。菊池がミツルの部屋に空き巣に入らなければ、その時に手紙を盗み出さなければ、ミツルと堂島は今もお互いの正体を知らずに店主と客として付き合っていたはずだよね。運命のいたずらという感じ。
いや、でも、考えてみたら、手紙は窃盗の証拠品として警察が持ってるなら、後に持ち主に返却されることになるのか?そうすると、開封された状態で返ってくるわけだから、堂島が打ち明けるかどうかに関係なく、ミツルがそれを見たら即バレるか。いや~本当にこの後が気になるな…。
全体的な雰囲気が何かに似てるなと思いながら見てたけど、season12第18話「待ちぼうけ」かなぁ。右京さんが男に貼りついて話を聞きだし、相棒が別行動。「待ちぼうけ」ではオセロ、この回ではカレーの材料の材料の買い出しで徐々に心を開かせる。自暴自棄になり死のうとしていた男を何とか思いとどまらせ、事件解決。男には、ずっと想っていてくれていた女性がいる…みたいな流れ、ちょっと似てる気がする。「待ちぼうけ」は男本人が殺人犯だったから、そこは全然違うんだけど。
特命係がバラバラに動く話はいくつかあるけど、season4第19話「ついてない女」とも少し似てる感じがした。「ついてない女」では、幸子の服についた血痕に右京さんが気が付いて、空港へ向かうバスに強引に乗り込んだけど、この回ではバー。途中からメールのやり取りになるのも同じだった気がする。右京さんの「静」と亀山くんの「動」の対比が相棒らしくて良いと思う。
最後、画面がギューッと丸くなって終わるけど、こういうの珍しくない?
脚本は光益義幸さんという方なんだけど、この回が初めてだったみたいなんだよね。でも、昔の相棒っぽい雰囲気のあるエピソードで不思議な感じがした。「最後の晩餐」というタイトルも良かった。
この回も音楽が懐かしい感じだった。亀山くんが復帰したから、音楽も亀山くん時代のものを使うようにしてるのかな。
気になる点。
・ミツルの部屋から菊池が出てきた時、管理人が即「この部屋の人じゃないよね」と声をかけてるけど、友達や兄弟が遊びに来ることだってあるし、やや唐突な感じがする。菊池の方も、「友達です」とかなんとかごまかせばよかったのに。常習犯の割に要領悪いな。
・堂島が手紙だけで由季を信じたのは迂闊すぎる気がする。DNA鑑定まではしなくても、免許証をたしかめる程度のことはすべきだったと思う。全く疑ってないのは不自然では。
・菊池が「2人で山分けするはずだった」「あの女土壇場で裏切りやがった」と言ってるけど、神社で由季に会った時「なんでここが?」と言ってるから、自分は独り占めするつもりだったのでは?それを由季に読まれていて「GPSで全部お見通しよ」と言われたと。由季の方も全部よこせと言ってるから、どっちもどっちのカップルだったわけね。
・由季はなんで菊池に背中を向けるんだよ。こいつは既に1人殺してて殺人犯なんだけど?そもそも、男相手にナイフ1本で脅すとか無謀。