歌詞を斬る:あみん
金曜のどぼんです。
「歌詞を斬るってなんだ?」と読み始めた方もおられると思います。なんてことはない、一般的に名曲と呼ばれる曲を取り上げて、「世間はどう評価しようと、アタクシ的にはボツだ!」と独自な視点から斬ってしまうという勝手極まりないコラムなのであります(笑)。
さて記念すべき第1回。名曲と呼ばれるものの中で、今回取りあげる曲はナツメロです。80年代に、「あみん」という女性デュオがおりました。シンガーソングライターの岡村孝子が在籍していたユニットで、一瞬ミカンだか民族だかを連想させるようなこの変わったユニット名は、さだまさしのある歌詞に由来するようです。このアーティスト、1982年に「待つわ」という曲をオリコンチャート1位にランクインさせ、当時の日本中の若者たちの心をつかんだ名曲として知られています。
若者の心をつかむのは結構なんですが、問題は何を「待つ」かなんです。
私待つわ いつまでも待つわ
たとえあなたが 振り向いてくれなくても
待つわ いつまでも待つわ
他の誰かにあなたがふられる日まで
そう、自分が好きな男の子が、付き合ってる女の子と別れるのを「待つ」というわけです。しかも、相手にしてくれなくてもいいって言うんだからタチが悪い。実際にそんな女の子いたら、男の子はひいてしまうのを通り越して、ストーカーまがいの行動をしないか警戒してしまうわけで。このサビは2番でもリフレインしていますが、当時ワタシは、ある種病的な悲痛の叫びとしてしか、どうしても聞こえなかったのです(笑)。
この曲がヒットすることで「あみん」の知名度は飛躍的に上がりましたが、日本全国の学校中で、女の子たちがこの曲を笑顔でハモるという怪奇現象が起きました。音楽会とかで、女の子がニコニコしながら手をかざしてサビを歌いあげる。そんなの聞かされた日にゃあ、ちょいとモテた男の子は背筋に寒気を覚えたに違いありません。
とまぁワタクシは勝手にこの曲を解釈しているわけですが、実際に別れるのを待つということでなく、単純に、想いが届かずに少し強がっている女の子の歌だと解釈すれば、それはそれでいいんですけどね。
そんなわけで、自分勝手に名曲を斬りまくって一応最後にヨイショして終わるという(笑)、大勢の音楽リスナーを敵にまわしそうなこのコラム。
続く。(のか!?)