青い鳥と赤いブランコ | M's Kitchen~我らHappy伝道師!!

青い鳥と赤いブランコ

週末の朝早く、携帯電話の振動音で目が覚めたー。

「あんた、仕事は?」

実の母親でも、久しぶりの電話なら、もうちょっと気を
漬かって話しかけてくるのだが、電話に出るや否や
いきなりの問答ー。

「ちゃんとしてますよ(笑)」

「なによ、このエムズキッチンって?」

私が心よりお慕い申し上げてる脚本家の小山内美江子
さんとはもう30年近いお付き合いになる。

「ザ・ガードマン」「キイハンター」「七人の刑事」
「ウルトラQ」という懐かしいアクション、ミステリー
ドラマから、「マー姉ちゃん」「飛ぶが如く」「徳川家康」
などのNHKテレビ小説や大河ドラマなど数々の大作を
世に送り出し、日本シナリオ作家協会会長も勤め
まさに脚本家の頂点に君臨されている方である。

私が14歳に出演した「3年B組金八先生」からの
おつきあい...
彼女にとったらもちろん私はまだ青っぱなの小僧である
訳だが、こんなに長く、身内のように接して頂けることを
大変ありがたく思っている。


「私ね、忙しいのよ。マスコミにも書かれた通り癌とも
戦ってる訳だし。」

「はい。あ、そうですよね。 お身体大丈...」

「去年はね、足、骨折したのよ!」

「はい、そうでした...っけ?」
(朝早く、記憶が定まらない)

「でもね、10月9日行くから!」



今年、78歳になった小山内さんは物心ついた
私が最初に尊敬した大人であり、
それは今でも続いているー。

金八先生でいくつもの名台詞を創り出し、奇麗ごとでは
すまない荒廃した学校教育を見つめ直す機会を日本に
与えた80年代ー。

90年に入ってからは内戦で荒れ果てたカンボジアの
子どもたちに学校教育の機会を与えようと活動をされ
もう16年になる。

小山内さんが活動されて、それに沢山の方々が賛同
協力され、寄付されたお金や物資で完成された学校は
180校を超え、日本の若いボランティア学生を連れて
補修したブランコは、どれも赤く新品のように輝いて
いるらしい。

「なんでブランコなんですか?逼迫したカンボジアには
食糧の方がよっぽど気が利いた贈り物では?」

そんな批判めいた言葉にも小山内さんは一切
動じない。

「カンボジアにはお金を教育施設に回す余裕が
ないんです。食糧は国連機関がすればいい!
大人に息抜きが大事なように、子どもにも遊びが
必要なんです!だから私たちはブランコを作り
続けるんです!」

小山内さんはボランティア活動をわかり易く私に説明
してくれた事があるー。

「お金がある人はお金を出せばいい、影響力ある人は
賛同者を増やすよう宣伝してくれればいい。健康で時間
のある人は汗を流してくれれば良い。」

できる事をする。それでいい。

与える事に幸福であると考えるよりも、身近にある
できる事に気づき、それを大事にするー。

2人の兄妹チルチル、ミチルが夢や過去や未来の国に
探し続けた幸福の青い鳥は、結局自分たちの最も手近な
鳥かごのなかにあったという話ー。

何かを追い求めるのではなく、いつも身近にあるものを
大事にしてきた。そうしたらM's Kitchenという素晴らしい
仲間ができた。



10月9日に会いましょう!