映画とか(仮)
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$映画とか(仮)-キック・アス



もう既に大好評でありアス(←公式アカウントリスペクトw)、キック・アス。
遅ればせながら昨日観に行ってまいりました。


観る前は、正直好評だと聞いて逆に心を閉ざしていました。(ひねくれているためw)
というか、期待しすぎてガッカリっていうのが一番ヤだから、

それだったら最初から批判的に観てやろうと。



というわけで、批判的に観ていたわけですが、結果的に言うと完敗しましたww


やっぱ凄いよ。凄いけど、まぁちょっときちんと感想を書いていきますね。



前半部分はこれでもかというくらい主人公デイヴ(キック・アス)の紹介と、
それと同時に「ヒーロー(まがいの)行為」を現実で行うとどうなるかという事が
わかりやすく、かつリアルに描かれていく。
この「これでもか」と言うだいたい一時間ぐらいまでの部分が映画全編で観ると少し退屈かなと。
ここではっきりと言っておきたいのですが、ここでいう「退屈」というのは飽くまで
映画の全編を通して観ると、と言う事で前半部分も映画としての水準は問題ないです。
じゃあなんでこんな事を書くかというと中盤あたりからの衝撃が相当凄いからなんです。
これは僕個人の感想なんですが、映画中盤あたりで某ガールが衝撃的な登場をした時、
僕は目の前で起こる衝撃を受容できませんでした。
映画体験が乏しいからかもしれませんが、恐らくあそこまでの衝撃は体験した事がなかったです。


と、真面目な感想はここまでにしてw
ちょっとネタバレ入るかもしれませんが感情先行型の感想も書いておきます!


以下ネタバレあり↓






要はヒットガールサイコー!って事なんですけどw
旧態依然のジュニアヒーローものとでもいいますか、子供が悪を倒す的な映画だと
健全な精神の元で正義を振りかざして悪と戦う(※武器は使っても棒レベル)みたいな
しゃらくせぇー!ような漂白された表現しかなかったわけですよ。

でもヒットガールの最初の武器はナギナタみたいなアレでこちらの反応を待たずして敵を切り刻む。
観客は己の倫理観に戸惑い、「これってアリなのか?」と考えてるうちにどんどん引きずり込まれていく。
その可愛さと強さと華麗さに観客は太刀打ちできないわけです。
しかもきちんとその「行為の代償まで払わないといけない」という事まで描き切ったのは凄いと思った。
あと映画の節々で出てくる、「現代における傍観者の罪深さ」を写し出したかような描写も考えさせられるものがあったね。
ヒットガールの魅力で忘れがちだけどビッグダディのスマートなアクションシーンや、
キック・アスの不様でも立ち上がる姿はカッコ良かった!!
(キック・アスに関して言えばキック・アスのキャラクターというよりもキック・アスが起こした現象が凄いなと感じた。性格とかは原作コミックの方がカッコいいかもw)

他のキャラクターが薄いというよりも、
ヒットガールの登場するシーンが外さな過ぎてそっちが濃すぎるwww
アクションシーンはもちろんバタフライナイフで遊ぶ所とか魅力的すぎ!!w
(クロエちゃん凄い練習したらしいNE!)



総評すると先述したとおり、
子供が武器を使い人を次々と殺すといったタブーを敢えて破り、
かつ「ヒーロー」というものの欺瞞や幻想を打ち崩した上で、定義を再構築してヒーローとはどういうものなのかという事を描いた事やその姿勢は十分評価に値する。
それとは別に、アクションシーンのセンスの良さや、キャラクターのヴィジュアル的なデザインのクオリティの高さだけ取っても素晴らしいと感じた。

個人的には映画体験も含めオールタイム級の映画になるかなと思った。
(劇場でも結構笑い声は出ていた。)


最後に、一つだけ映画と言うよりも受け手側の事なんですが、
この映画は笑える残酷シーンと観客に痛みを追体験させたり、恐怖させたりするための残酷シーンと
二つあって、まぁ前者はみんなクスクス笑ったり「ここで笑っていいのかな?」的に笑ってたんですが、
某電子レンジのシーンで笑っていた大学生ぐらいの人がいて少し背筋が寒くなりました。
(某電子レンジのシーンのやり取り自体は面白い感じなんだけどね・・・。)

友人と行くとそう言った意味でリトマス試験紙的な役割をするかもねwww
「えーこいつここで笑えるの?」的なね。


とにかく行って損は無い!はず!(グロいのダメな人はダメだけど)


製作が決まった続編に期待しつつ97点!



最後にこの映画の翻訳字幕監修も行った町山智浩さんの言葉で終わりたいと思います。



『たしかにバイオレントだ。血まみれ過ぎるかもしれない。
でも、スーパーマンのような超能力もなく、バットマンのような金持ちでもない男が、
マンガじゃない現実でヒーローになるには、誰よりも血を流すしかないんだ!』





キック・アス(公式)



ヒットガールver.トレイラー
http://www.youtube.com/watch?v=IiaIbN-eltg
あらすじ
「渋谷の路上でスカウトマンに誘われてAV女優となった地味なOL・純子
コスプレ女優ルルとして人気を得たことで自分が変身できると知った彼女は、居場所を見つけたと感じる。
そして撮影現場で知り合った同じ事務所の先輩女優でヤンキーあがりの綾乃と心を開きあえる仲となった。
だが、ある日、1 人のAV女優が自殺した
人気がなくなれば使い捨てられる企画女優の残酷な現実は、ルルにも降りかかる。
彼女がようやく手に入れた居場所は、果たしてホンモノなのか―。」

以上「名前のない女たち」公式サイト(http://namaenonaionnatachi.com/)内「物語」ページより。


よーやく本題ですwww
いやぁーというかブログ自体久しぶりですね!改めましてお久しぶりです。ゆにです。
最近はDVDをレンタルして映画を観る事が多いんですが、
今回この作品がどうやら良いらしいと言う事で観てきました。

これから感想文書きますけど、内容が内容だけに今回物凄く色々考えました。
なのでまとまりがなかったり長かったりするかもですが勘弁して下さいな。

一応この記事の前に二つほど「まえがき」として「企画女優」についてや
この作品を観る前に思っていた事を書いたのでよかったら読んでみてください。


さてさっさと本題!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

最初に言っときます。
長くてサーセン!!


この作品を観てまず思ったのは、もっとドキュメンタリーチックな映画だと思ってたんですが、
割とドラマというか物語があって原作とはどういう関連の仕方をしてるのかなと思いました。
(僕はほとんど前情報を入れてなかったのですが、原作はAV女優の人たちに
インタビューしているノンフィクション小説らしいです。)

という事で「あっ、普通の映画みたいに起承転結がある物語なんだ。」と頭を切り替えて、
普通のというかフィクション映画と同じ見方をしました。

主役の純子はOLで働いているけどいわゆる中身が「空虚な人」で今まで生きてきた中で親に逆らった事がなく、
それどころか実家で一緒に住んでる男狂いの母親の世話をさせられていて、
気に食わない所があるとすぐに叱咤されるけどそれにも無抵抗で従うような人物。

でもあらすじにもあるようにある日AVにスカウトに「自分でない誰かになれたら楽しいって思わない?」
と言われ自分の中で何かが目覚め始める。
そして企画女優 桜沢るるとしてAVデビューのするんだけど、この時に暗く地味な見た目から
その時のAV監督(?)に「オタクキャラ」を演じさせられて最初は戸惑うが、本番でいきなりオタク電波キャラになりきり周りを驚かせる。


ここまで凄く良かったと思います。オープニングのスカウトされるシーンも「これからやっかいな事が始まりますよぉー」みたいな感じなやな感じが出てて良かったです。w
そして、「普通AVに出る事になってもそんなすぐキャラ変わるやつおらんやろ!」っていうとこも
純子自体が「空虚(もしくはからっぽ)な人」だから納得出来た。
まぁAVデビューのシーンではまだちょっと「え?こんな急に変わる?」とは思ってたけど、
その後の純子の空虚っぷりを観たらつじつまが合うかなという感じ。

個人的な事だけど、純子みたいな人を知ってる(AV女優ではないがw)から納得がいったのかも知れないけど。
そんな感じで会社でもさえなくて地味だから後輩に利用されたりするんだけど、からっぽだからなんもしない。
そんなからっぽな彼女に「桜沢るる」っていうコスプレイヤーのオタクAV女優っていう人が出来たお陰で
どんどんのめり込んでいくんだけど上手くいく事ばかりじゃなくて・・・って感じ。


純子の場合、「桜沢るる」になれるからAVに出てるっていう感じだから性に対しても無関心(というかたまに性が無いようにすら見えた)なんだよね。
一言言うならあんた変わってるよ!・・・面白いけど。って感じw

純子に関しては変だけど愛せるキャラかなと思った。自分の周りにも純子みたいな所が少なからずある人っているし、自分の中にもどっかであるんじゃないかと思うからかも。
純子まで行くと完璧におかしな人だけどwでもむしろ一切流されないし我(が)を押し通して生きてますって人の方が少ないと思うよ。
だから「(観客の)もう一人の自分」ってまではいかないけど、環境が環境ならもしかしたらはあると思う。

あ、「愛のむきだし」でも好演してた今回母親役の渡辺真起子さんや、
最近だと映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」、ドラマ「モテキ」でも良い味出してた
スカウト役の新井浩文さんは今回も特に凄く良かったです。
木口亜矢ちゃんは相変わらず性格悪い女役がホントピッタリ(素直に褒め言葉)wwwだったし、
鳥肌実さんはふとってらしたけどいやなオヤジだった。w

キャストは皆さんホント良かったです。

内容はさっき挙げた点以外はまぁ普通でした。
僕は似たような内容だと、先日亡くなられた今敏監督「パーフェクトブルー」(オススメ)の方がスマートに終われていると思いました。


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せっかく良いテーマなんだからもっとるると綾乃の二人の生きる様が観たかったです。
総評すると「企画女優」という設定が最後の方どんどん希薄になっていった気がして、
ちょっと期待外れでした。勝手なイメージを持っていったのかもしれませんが。



ちょっとだけ言いたい事(箇条書き)

・事件のゴア描写あたりから「アート系映画」みたいになってきて最終的によくわからない感じで終わった
・純子ちゃんは唯一の友人に裏切られたんだからもっと怒っていいと思う
・ラストの綾乃の妊婦(?)のカットは素直に可愛かった
・主演の安井紀絵さん、ナイスオッパイ!(せっかく出してもらってるんだから褒める)
佐久間麻由さんもナイスオッパイ!(きちんと褒める)二人ともホント綺麗だった。




以下、批判的な事をだらだらと書きますのでご注意ください。

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で、褒める所はだいたい終わったんでwそろそろこの映画の突っ込み所の話にうつっていきます。

なんかこの作品に対して「批判的な事」を読みたくない人は読まないようにお願いします。



まず、純子を変える存在である同じ「企画女優」の先輩の綾乃っていうキャラがいるんだけど、
このキャラが純子とは違う意味でおかしい。
レディース上がりの元ヤンキーで誰にも媚びずに孤立してる企画女優っていう設定なんだけど、
終始「すいません!時代設定がわかんないっす!!」って感じでした。

「おめぇー○○なんだよ!」「やめろっつってんだろ!」とか罵倒系のAVでしか聞いた事ないセリフ
正直キャラクター自体が前時代的でおかしい人という設定なのか、設定がおかしいのかどうかすらわかんない感じ。最後まで浮いてた。

あとこれはホントに噴飯ものなんだけど、
るる(純子)のストーカーの男が超デブのひきこもりっていつの時代のイメージだよ!
るるが「超キモくて太ってる男の人が大好き」って何回も言ってたから勘違いしたちょっと頭がアレな人っていう設定なんだろうけどさぁ、
結局それって一周して偏見じゃないの?なんか安易すぎて流石になんだそりゃって思った。
またこういう事書くと「お前がひきこもりのデブだからそんな擁護してるんじゃないの」
って思われるからやなんだけど、そういうこっちゃないんだよね。

仮に俺が超デブでも超ガリでも普通でもこれは真面目におかしいと思うよ。仮に俺がひきこもりでもでっぱなしでもな!

大体この映画のテーマの中に「社会的弱者だって必死に生きてる」ってとこがあんじゃないの?
AVが心のよりどころの人たちからしたら良い迷惑だよね。
あといきなりトーンダウンするけど性風俗とか性に関わる職業が誰かの心の救いになってるっていうのは事実としてあるんじゃないんですかね?
結局ストーカーが事件起こして
「ほらオタクとかひきこもりとか、いやらしいものいっぱい持ってる人って何するかわかんないわよぉ。怖いわぁ、ホントやぁよねぇ・・・」
って感じに落ち着くのはいかがなものですか?
ボーリングフォーコロンバインの時の「犯人がマリリンマンソンのCDを大量に所持していたからマリリンマンソンにも責任の一端があるし、そういう過激な音楽を聴くやつにはろくなのがいない。」っていうメディアの見解と大差ないよ。

でも面白半分じゃなく、劇映画化でフィクションとはいえ限りなくリアリティのある演出とか現代を描いてるんだからそういうの本当にどうかと思います。
そういう設定であってももっとストーカー側のキャラクターの(そういう人達が事件を起こすんじゃなく、このキャラクターがおかしいという)描き込みが必要じゃないかと感じました。

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以上でございます。最後まで読んでいただいた方、このブログを開いてくれた方。
本当にありがとうございました!散文、駄文失礼しました。

ご意見やご感想あれば、よろしければコメントの方よろしくお願いします。



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少しこの映画を観るまでの経緯というか僕の気持ちを書きます。
映画の感想は↑にあるので飛ばしても大丈夫です。



さて、この作品は原作が『名前のない女たち』という
AV女優の人にインタビューを載せた同名のノンフィクション小説らしいのですが
残念ながら僕は読んでいません。そしてこの映画を知るまで存在を知りませんでした。

ノンフィクション小説という事ですが、今回の映画化(?)はインタビューではなく
それを元にしたフィクションドラマになってます。


企画女優」や「AV業界」についての映画という事でかなり期待して観に行きました。
というのも、性に関わる職業の事はデリケートなテーマだし
特に「AV業界」というのは非常に複雑な構造を持った業界なので、
そこを主題に挑んだ映画というのはなかなか無いし出会えない(もちろんポルノとしてではなく
アダルトビデオを扱った作品も数少ない)からです。

僕の無知でそういう作品が存在するのかも知れませんが、少なくともそういった内容の作品は一般的とは言えません。

しかし敢えてそのタブーともとれる所を描くという気概が好きだったから観ようと。
細かい所は違っても僕と同じような理由で観た方は少なからずいるでしょう(そう思いたいだけかもですがw)。


個人的な事ですが「愛のむきだし」(2009)では(新興)宗教について扱い、
その本質を見事に浮き彫りにされていて、またドキュメンタリー映画「あんにょん由美香」(2009)では
ポルノ映画(AV)業界の内情やポルノの社会的立場をドラマではなくほぼインタビューで、
(不本意ながらも)表現していたのでタブーとされてきた事や語られてこなかった所が
どんどん明らかにされているなという流れを感じていて、それも遂に「企画女優」まで来たかという気持ちがありました。


しかし痛し痒しなのは上記の二作品(「愛のむきだし」「あんにょん由美香」)は、
かなり特異的でそのような一般的でないテーマを描くというのは、
かなり上手く描かないと理解されるのが難しいのも事実です。

しかしマイノリティの人を描く映画は好きなので
「観てみたいけど少し恐る恐る」という複雑な気持ちでした。


勝手な期待っちゃそうですが、これが僕がこの『名前のない女たち』を観るまでの思いです。

ホントに長くなりましたがようやく観た感想を書きたいと思います。