「9月22日」
この日を私は一生忘れることはないだろう。
9月22日の夕方、パートに行っていた私は定時になり退勤をして更衣室に向かった。
帰る準備をして、「さて、保育園にお迎えに行ってスーパーに寄って帰ろうかな」っと更衣室を出ようとしたときズボンのポケットに入っている携帯が振るえた。おじいちゃんからの電話。滅多に電話をかけてこないおじいちゃん。なんだろう。。。
「はい、もしもし?」
…この電話を出てから人生が180℃変わった。
「仕事だったのか?お母さんが倒れたらしいぞ。今救急車で病院に向かっているそうだ。」
正直この電話の段階では「倒れた?なんだろう?働きすぎ?」適度にしか思ってなかった。とりあえず詳細が聞きたかったからすぐに父に電話をかけた。
「お母さん意識がない。呂律が回らない。」
これを聞いたときやっと事の重大さに気付いた。
母の母。私のおばあちゃんは私が生まれる前にくも膜下出血で亡くなっている。
父から母の容態を聞いたとき頭をよぎったのはくも膜下出血という文字。
急いで私も病院に行かなきゃ。でもその前に子供を迎えに行かなきゃ。よりによって病院は高速道路を利用しても1時間30分かかる。
正直どのルートを通って保育園のお迎え、そして病院に向かったのか記憶がない。
子供に
「どこにいくの?」
っと聞かれた。
私は子供に包み隠さず母のことを話した。
私の子供はまだ6歳。ばあばが倒れたと聞いてショックだっただろう。でも誤魔化すことなんて出来なかった
病院に着くと走って受付に行った。
2階の待合室でお待ちください。と言われ待合室に行くと小さくうずくまった父がいた。泣いたのだろう。父の目は真っ赤になっていた。
「お前が病院に着いたら主治医の先生から話があるそうだ。」
そう言われ1時間ぐらい待った。
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