皆さん、こんばんは!
本日2つめのブログです。明日は一日外出でブログが書けませんので、その分を夕方から書いています。
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さて、本日二つ目のブログのお題は、

日本のレジェンドアレンジャーがアレンジする日本の曲
です。このテーマで今回取り上げたいのが、前田憲男さんと内堀勝さんです。
“レジェンド”という言葉、少し大げさに感じる方もいるかもしれませんが、このお二人に関してはむしろ控えめなくらいかもしれません。すでに故人である前田憲男さん、そして現在も第一線で活動されている内堀勝さん。時代は違いますが、日本のジャズ、そしてビッグバンドのサウンドを形づくってきたという意味では、一本の線でつながっている存在だと感じています。
まず前田憲男さん。1934年大阪生まれ。高校時代にはすでに米軍キャンプで演奏していたというのですから、当時としてはかなり早い段階から本格的なジャズの現場に身を置いていたことになります。1955年に上京後、澤田駿吾さんのダブル・ビーツ・ファイブや、西條孝之介さんとウエスト・ライナーズで活動し、ピアニストとしてもアレンジャーとしても評価を高めていきました。
1960年には三保敬太郎さん、山屋清さんとの「モダン・ジャズ三人の会」で芸術祭奨励賞を受賞。その後、『スイングジャーナル』の人気投票では作編曲部門で20年以上ポールウイナーという、まさに圧倒的な存在感を示しています。
ただ、前田憲男さんのすごさは“ジャズ界の中だけ”にとどまらないところにあります。『11PM』や『ミュージックフェア』『題名のない音楽会』といったテレビ音楽、さらにはサーカス「Mr.サマータイム」、森進一さん「冬のリヴィエラ」、小林旭さん「熱き心に」など、誰もが一度は耳にしたことのある音楽の裏側に、前田さんのアレンジがあるんですよね。
つまり、“ジャズの語法”をそのまま閉じた世界に置くのではなく、日本の大衆音楽の中に自然に溶け込ませた。その功績はとても大きいと思います。2018年に83歳で逝去されていますが、今聴いてもまったく古びないサウンドには本当に驚かされます。
一方の内堀勝さん。こちらは今も現場で活躍されている、まさに“現在進行形のレジェンド”です。
学生時代に渡辺貞夫さんからジャズ理論を学び、トロンボーン奏者としてプロ活動をスタート。その後、高橋達也さん率いる東京ユニオンや、スマイリー小原さんとスカイライナーズなどで演奏経験を積み、1974年にはバークリー音楽大学へ留学。ハーブ・パメロイ、マイク・ギブスに師事されています。
帰国後はアレンジャーとして活動の幅を広げ、東京ユニオン、シャープス&フラッツ、ニュー・ハードといった日本を代表するビッグバンドに作品を提供。さらにヘレン・メリルさん、サリナ・ジョーンズさん、阿川泰子さん、中本マリさんといったアーティストの編曲、テレビ音楽やCMなど、本当に幅広い分野で活躍されています。
個人的に内堀勝さんのアレンジで強く感じるのは、「現場目線」の徹底です。無理な音域や無駄な難しさがなく、それでいてサウンドはしっかり厚くて説得力がある。つまり、“演奏して気持ちいい”し、“聴いてもかっこいい”。これ、実は簡単なようでなかなかできることではありません。
1995年にはご自身のビッグバンドも結成され、レパートリーの多くを自身のアレンジで構成していることが紹介されています。このあたりも、単なる作編曲家ではなく“サウンドを作る人”であることを象徴している部分だと思います。
それでは前田憲男さんと内堀勝さんの日本の曲のビッグバンド・アレンジをご紹介させていただきます。ベル・ミュージック・プレスから出版している4タイトルだけですが、是非聴いていただければと思います。
鉄腕アトム (高井達雄 / arr. 前田憲男)
10万馬力のエネルギッシュなこの曲をアップテンポの4ビートのスウィングにアレンジ。マーチの要素も入っており、鉄腕アトムが颯爽と空を飛ぶ感じがイメージ出来ます。とても素敵なサックス・ソリもあります。
青い山脈 (服部良一 / arr. 前田憲男)
服部良一の名曲「青い山脈」をトラディッショナルな雰囲気のスウィングで。
ちゃっきり節 (町田嘉章 / arr. 内堀勝)
晩春から初夏に向けての曲なので、昨日のブログのお題に含めても良い曲ですね。静岡県民謡としても位置づけられているこの曲をフリューゲルホルンのフィーチャーで美しく歌い上げます。
お江戸日本橋 (日本民謡 / arr. 内堀勝)
琴の演奏がよく似合うような曲ですが、この曲をビート感たっぷりの16ビートでアレンジしてあります。
いかがでしたでしょうか?平均年齢層が高めのバンドにしっくりきそうなアレンジだと思いますが、このような曲を若いプレイヤーが演奏して年齢層の高いお客様が喜ぶ姿というのも想像できてしまいます。高校生が演奏しておじいちゃん、おばあちゃんが喜ぶ姿、良いものではないですか?是非、演奏してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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