皆さん、こんにちは
昨日は天気悪かったですね。もともと音楽以外でマルシェに出店予定だったのですが、雨が降ると大変厳しい案件だったのでキャンセルし、その時間を使ってたまっている仕事をこなしました。
ジャズではなく吹奏楽なのですが、本日Gordon Goodwin's Big Phat Bandのレパートリー3タイトルを出版開始いたしました。The Jazz Police、Sambe del GringoとA Game of Inchesです。特に最初の2タイトルは何年も前から吹奏楽でも盛り上がる曲として吹奏楽版を考えておりましたので、念願叶っての出版開始となりました。
さて、本題に入る前にまずはお詫びと訂正です。先週、「Snakes」のアレンジについてブログを書かせて頂いたのですが、Bob BergのSnakes (arr. Mike Crotty)の参考演奏を全く違うものをご提示しておりました。正しくはこちらとなります。出版社の参考演奏がなかったので、山梨県の富士学苑Moon Inlet Sounds Orchestraの演奏を参照させていただきました。
初歩的なミスをしてしまい、お恥ずかしい限りです。
やっと本題です。今日はガーシュインのStrike Up the Bandのビッグバンド楽譜およびオマケでトロンボーン四重奏の楽譜のご紹介させていただきます。
そもそもこの曲はどのような曲なのでしょうか。
ジョージ・ガーシュインが作曲し、兄のアイラ・ガーシュウィンが作詞したこの曲は、曲名と同名のミュージカルのタイトルでもあります。1927年に初演されますが、照合的には成功せず、1930年にリニューアルされたものが成功を収めています。
物語のあらすじは、戦争の風刺とアメリカの愛国心に焦点を当てています。オリジナル版はチーズ関税を巡る戦争というテーマでしたが、改訂版はより一般的な戦争の風刺に変更されました。
ん・・・バンドはどこに・・・?
歌詞からひもとくと、楽団が演奏を始めてパレードを盛り上げるという内容で、活気に満ちたアメリカの精神を象徴しています。アメリカの楽観主義と活力を表現する象徴的なものなのですね。
よって、曲だけを取り上げると、「バンドよ張り切れ!」といった感じなのですが、ミュージカルのタイトルであり、その内容が上記なものであることを考えると、この曲について知らなかった側面が見えてきますね。
いずれにしても、ジャズのスタンダートとして確立されているのは間違いないことです。
ビッグバンド楽譜ではどんなアレンジがあるでしょうか。当時の雰囲気と掛け合わせると、このアレンジが一番近いかなと思います。
クイック・ステップ(スウィング)と記載されているので、ダンスバンド向けといえますが、2分30秒の短い演奏の中にはソロ・スペースもありますので、無理なく演奏でき楽しめるアレンジだと思います。
ですが、日本のビッグバンドではおそらくこちらが定番ですよね!
サミー・ネスティコのアレンジ
教育的配慮の多いHal Leonard社からのしゅっぱんですが、私が演奏した限りでは、特にそういった配慮の感じない、カウント・ベイシー楽団の演奏そのものと言ったアレンジですので、安心してお買い求めいただけます。勿論難易度は相当高いです。
カウント・ベイシー楽団ヴァージョンはカッコいいけど、難易度的に無理という場合は、下位グレードのアレンジもありますよ!
Mark Taylorのアレンジ (グレード3)
イメージ的にはサミー・ネスティコのアレンジを優しくした感じです。勢いのあるアレンジで中級レベルのバンドにはチャレンジし甲斐があります。
Lisa DeSpeinのアレンジ(グレード2)
こちらはミディアム・スウィングの優しいアレンジです。初中級バンドにまさにバンドよ張り切れ!といった感じで演奏してほしいアレンジです。
ここまではビッグバンド楽譜のご紹介です。最後に、ベル・ミュージック・プレスよりトロンボーン四重奏のアレンジもシュパンさせていただいていますので、ご紹介させてください。
ジャズやポップスのライヴシーンで主に活躍する4人(三塚 知貴/川原 聖仁/榎本 裕介/朝里 勝久)により結成された、ジャズ・トロンボーン・カルテット・ヴォルツ(VOLTZ)が演奏するオリジナルアレンジ。
ジョージ・ガーシュインの有名曲。マーチとスウィングが交互に現れ、変化に富んだアレンジです。
いかがでしたでしょうか?サミー・ネスティコのアレンジがダントツで人気がありますが、それ以外のアレンジにもあることを知っていただけるとうれしいです。
気に入った楽譜があれば、是非演奏してみてくださいね。
ご注文お待ちしています
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
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