皆さん、こんにちは
また天気が下り坂ですが、週末は初夏の陽気とのこと。花粉飛びまくりそうですねでも、週末が雨よりは良いですね。
さて、気がつけば、平日可能な限り毎日ブログを書き続けていますが、今月末で1年半になります。
今日ふと気づいたのですが、このブログは自分のためでもあるんです。
ビッグバンド譜の場合になりますが、ネタを決めてそのネタのビッグバンド譜をチェックしていくと、いままで気づいていなかったアレンジの成り立ちや、同じ曲でも沢山のアレンジがあり、その中で自分に合ったアレンジがあれば、ライブのセットリストに加えてみるなど、自分自身が活用しているなと思っています。
同じように、読者の方が選曲に活用してくださるとなお嬉しいです。
今日のお題は「Body and Soul」です。ジョニー・グリーンの名曲中の名曲。曲の雰囲気的にバラードのアレンジが大半ですが、どれひとつ雰囲気が同じアレンジがないんですよね。
早速、ご紹介していきます。
このアレンジ、今までノーマークだったんですが、実はバディ・リッチ楽団のヴァージョンだったんです。
出版社の情報から編成が解らないのですが、金管は7 Brass、多分4Trp 3Trbだと思います。アルト・サックスはフルートの持ち替えあり。バラードですが、アドリブのある中間部は、倍テンポのスウィングです。
当社で一番売れているアレンジです。出版社のデモがないので、The Blue Note Beijing Jazz Orchestraの演奏でお楽しみください。ブルー・ノート北京のプロのバンドですね?
古い楽譜でいつ絶版になってもおかしくないので、気に入ったらすぐにご注文してくださいね。
アルト・サックスをフィーチャーしていますが、アンサンブルも割合としては多いです。
中間部は倍テンポのスウィングでソロを盛り上げています。
Bob Florenceさんらしく、最初はピアノソロです。独特のオーケストレーションで、他のビッグバンドアレンジとは一線を画しています。編成が大きいので、このサウンドを出したいなら、是非フル編成で演奏してみて頂ければと思います。
ドク・セバリンセン率いるTonight Show Bandのヴァージョンです。が、トランペットのフィーチャーではなく、テナー・サックスのフィーチャーです。
最初のバラードセクションこそ普通ですが、ファスト・スウィングになってからも盛り上がりが方が見事です。
サックス・セクションはフィーチャーされるテナー・サックス以外、ほんの数小節の持ち替えがありますが、そこを演奏しなくてもアレンジとしては成立していますので、持ち替え無しでもなんとかなります!
私の一番のお気に入りです!
ベル・ミュージック・プレスの楽譜です。トロンボーンをフィーチャーしています。終始バラードですが、Alan Baylock三といえば、米国空軍Airmen of Noteのチーフ・アレンジャーでしたので、このアレンジもAirmen of Noteの香りがプンプンします。
この意味が解らない方は、是非、Airmen of Noteの演奏をいろいろ聞いていただければと思います。
中級グレードの使いやすいアレンジです。テナーサックスをフィーチャーしており、アドリブ・ソロにはソロ例が記譜されています。
効果的なリハーモナイズをちりばめた、幻想的なアレンジです。
スタン・ケントン楽団のヴァージョンです。ピアノの長いソロで始まり、バンド全体でのバラード。短いスウィング・セクションのあとは、再度evenになり盛り上げてから静かに終わります。
なんと、テューバのパートまでありますが、バス・トロンボーンで代用可能です。
最後を飾るのは、ベル・ミュージック・プレスから出版しているAndrew Neuさんのアレンジです。何故海外の出版社から出版されないのか不思議ですが、ゆったりとした美しい前奏の後は、4/7拍子のサンバ!このサンバ部分が難しくて出版出来なかったのかな?と思っています。でも、慣れればOK!
如何でしたか?基本はバラードですが、中盤からリズムを変えてくるアレンジも多く、結果バラエティに富んだアレンジが沢山ありましたよね。
気に入った楽譜があれば、是非演奏してみてくださいね。
ご注文お待ちしています!
最後に、マイナスワンで有名なJamey Aebersold JazzよりBody and Soulのテナーサックスのソロだけを集めた採譜集がありますので、テナーサックスの方にのみですが、ついかでご紹介させてください。
ボディ&ソウル:テナー・サックス・スタンダードの進化~8人の巨匠のソロ・トランスクリプションとその解説
総勢8名、計9つのソロのトランスクリプションおよびその詳細な解説が掲載されています。
掲載ソロ:Coleman Hawkins, Lester Young, Stan Gets, Sonny Rollins, John Coltrane, Dexter Gordon (1967), Dexter Gordon (1970), Michael Brecker, Chris Potter
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
ご注文、商品閲覧はこちらからどうぞ!
本店:
YAHOO!店: