皆さん、こんにちは
今週も宜しくお願いいたします。
私は畑でブドウを栽培しています。冬の間に剪定作業といって、必要のない枝を切るのですが、この冬は全く時間が無く、昨日やっと出来ました。傾斜地なので、足腰の負担が半端ないのですが、最近学んだテーピング(ほんの数センチ)で痛みが軽減したので、今日はそれほど辛くないです。
あまりにも凄いテーピング技術なので、自分のためにも真面目にこれを学びたいと思っています。
さて、今日は中路英明さんのビッグバンド楽譜についてご紹介させてください。と言うのも、新譜の発売予定が決まったので、このタイミングでご案内させて頂きたかったからなんです。
中路さんといえば、「熱帯ジャズ楽団」。熱帯ジャズ楽団といえば、バンドスコアが発売されて、全国のビッグバンドがこれを購入して演奏していたと思います。
最初のバンドスコアが出版されたときに、私は疑問を感じたことがあったので出版社に電話をして聞きました。
Q. このままではバンドで演奏することが出来ないので、このスコアからパート譜を作成しても良いですか?
A. だめです。それは違法行為です。
Q. では、どうすれば、バンドで演奏出来ますか?パート譜をそちらで制作することは考えていますか?
A. バンドで演奏することを目的として出版しているわけではないので、バンドでの演奏は想定外です。そのようなわけなので、パート譜を発売することもありません。
驚くべき回答でしたが、バンドスコアの販売目的が演奏でない以上、このような回答になるわけですね。
どのような方法で、パート譜を作成しても、それは「複製」に当たるので、パート譜の作成、およびその演奏は「違法行為」になってしまうわけです。
加えて、ビッグバンドで演奏するにはパート数が若干足りないので、そのままビッグバンドで演奏するとバランスもおかしくなりますよね。
それでも、数多くの演奏がこれまでなされてきたのは、それだけアレンジが魅力的だったからに他なりません。
なので、私は熱帯ジャズ楽団のアレンジがアレンジャー自らビッグバンドに拡張して頂き、それを出版させていただくことを夢見てきました。
そして、昨年中路さんのアレンジとオリジナルの2曲を発売開始させていただき、さらに、間もなく3曲目を発売させていただくことになりました。
前置きが長くなってしまいましたが、この3曲のご紹介です。
Mi Tierra Natal (4月1日発売開始予定)
熱帯ジャズ楽団シリーズの第3弾は中路さんのオリジナル曲の「ミ・ティエラ・ナタール」。ビッグバンド拡張版を前2曲同様三塚知貴さんが担当し、中路さんがそれを監修して出版という流れです。下の2曲についても同様ですべて、中路さんの監修の元出版しています。
中路さんの代名詞的なアップテンポのラテンですね。
軽快な前半の8ビート、そしてピアノのモントゥーノで始まる後半のラテン・・・人気が出ないはずがないアレンジです。勿論、大好評です。ありがとうございます。
熱帯ジャズ楽団の楽譜については、まずこの3曲を出版させていただき、様子を見ながら、あるいはご要望ベースで今後の出版を考えようと思っています。
次に、あと2曲なのですが、こちらは、関西で活躍されているアロー・ジャズ・オーケストラのアルバム「J.J-Standard」のシリーズに収録されている曲のアレンジです。こちらははじめからビッグバンド譜です。
軽やかなスウィングでイントロがスタートしますが、すぐさまノリのよいファンクにリズムが変わります。
何かと似ていると気づいたあなたはビッグバンド通です!バディ・リッチのSlo-Funkにそっくり!かわいらしいサリーちゃんの面影はあまりありませんが、あのかわいらしい曲がここまでジャズになるという意外性が持ち味のアレンジです。
軽快なサンバのリズムがとってもマッチしている素晴らしいアレンジです。晴天の岬で爽快な気分を味わうような感じを演奏しながら味わえることでしょう。途中に挿入される8ビートのアルトサックスのソロもスパイスとしてしゃれています。
CDに収録されているヴァージョンは、フェード・アウトで終わりますが、出版譜はフェード・アウトで終わらすことも出来ますし、1小節書き加えて「ドラムスのフィル~フォルテシモでテュッティ」で元気よく終わらせることも出来るようにしています。
如何でしたでしょうか?熱帯ジャズ楽団のアレンジは勿論ですが、後半の2曲もとても素敵なアレンジだと思います。
気に入った楽譜があれば、是非演奏してみて下さいね。
ご注文お待ちしています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な1週間をお過ごしください
花粉症の方はお体ご自愛くださいませ
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