皆さん、こんにちは
昨日は凄い風でしたね。こちらの方では3件もの火災が発生して、消防車のサイレンが鳴り響いていましたし、一番近い火災現場の煙で付近一帯が曇っていました。
朝、畑に行ってきましたが、大きな被害はなく支柱が若干な斜めになっている程度で済みました。
ところで、昨晩訃報が入ってきました。当社でもビッグバンド譜のレコーディングで大変お世話になっていた大阪在住の古谷光広さん(サックス)が昨日お亡くなりになられたとのこと。奥様のfacebookの投稿で知りました。まだまだお若く、パワフルなサックスの演奏がとても印象に残っておりますが、とても残念です。お悔やみ申し上げます。
さて、今日は吹奏楽の世界ではとても有名な真島俊夫さん(2016年に他界)に焦点を当てます。
真島俊夫さんは吹奏楽ポップスの牽引車であり、また素晴らしい吹奏楽曲の作曲家でもありましたが、実は音楽遍歴はジャズが先だということを何年も前にその当時一緒に仕事をされていたO氏に聞いたことがあります。
ちょっとびっくりする話かもしれませんが、真島氏のポップスアレンジを聴くと、解らないでもないですよね。ジャズをベースに音楽を構築してきたことは、WikiPediaですら触れていないのですが、それが本当だというのが解るのは、真島氏のオリジナル・ビッグバンド譜があるからなんです。
日本ではなく、アメリカのNeil A. Kjos Musicという出版社から3タイトルのビッグバンド譜が出版されています。
ベイシー風のアップテンポのブルースです。
グレード3と平易な曲ながら、実にノリノリの聴き映えのする曲で、前述の「宝島」にも通じる、T-SQUAREのようなかっこいい曲です。T-SQUAREにインスパイアされたのではと思ってしまうくらいです。
タイトルからもソフトな感じの曲であることは想像に優しいですが、美しいボサノヴァです。
この曲もそれほど難しくはなく、それでいてどんな場面でもすんなりとセットリストに入れてもおかしくない感じだとおもいますが、如何でしょうか?
ベル・ミュージック・プレスでもビッグバンド譜を出版させて頂いています。これは真島氏の吹奏楽ポップスをビッグバンド譜にしたものです。
ベイブリーズ (arr. 赤塚謙一)
吹奏楽譜ではシンフォニック・ポップスの体で、壮大な感じですが、ビッグバンドアレンジでは楽器の少なさをむしろ良い方向に生かし、塊感とグルーヴ感のあるサンバになっています。吹奏楽のオリジナルを知らなければ、オリジナルのビッグバンド曲と勘違いして位舞うほどです。是非、お聴き下さい。
真島氏から直々に許可を頂いて出版したのですが、残念なことにこの楽譜出版直前の2016年4月21日に真島氏は他界されてしまいました。
如何でしたでしょうか?吹奏楽で真島俊夫さんの曲を演奏した方であれば、「真島俊夫さん=吹奏楽の人」というイメージを払拭されたのではないかと思います。吹奏楽の経験がない人は、この機会に是非「真島俊夫」という名前を覚えて頂ければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
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