皆さん、こんにちは
春ですね。思わず暖房が暑くて切りました。
さて、今日はカウント・ベイシー楽団の楽譜についてまたまた特集します。
カウント・ベイシー楽団のレパートリーで日本のビッグバンドが演奏されている曲は、主にはサミー・ネスティコ、フランク・フォスター、ニール・ヘフティ辺りが多いのではないかと思うのですが、カウント・ベイシー楽団創設当時のオールド・ベイシーの楽曲を演奏しているバンドはほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
オールド・ベイシーとニュー・ベイシーは第二次世界大戦が境目になっており、第二次世界大戦の時には一度解散をしていますので、ここが明確なターニング・ポイントになっているようです。
しかしながら、日本のビッグバンドが主に演奏しているニュー・ベイシーの楽曲は1960年代以降の曲になると思いますので、それ以前の曲は古いイメージがあるますから、今日はその辺りも含めてオールド・ベイシーとして何曲か楽譜を紹介させてください。アバウトなので、「オールド・ベイシー」の定義との違いには言及しないでくださいね！
この辺りを積極的に出版しているのは主にLush Life Musicで全て採譜版です。
この曲は1960年代に録音されているので、ニュー・ベイシーなのかもしれませんが、素敵な曲なのでつい紹介してしまいました！
1945年のベイシー・バンドから、トランペット・セクションをフィーチャーしたミディアム・スウィング・テンポの曲です。リード・アルトはクラリネットの持ち替えがあります。
↑上記演奏はカウント・ベイシー楽団ではないと思います。
1958年にリリースされた「The Atomic Mr. Basie（通称アトミック・ベイシー」に収録されているスロー・スウィングです。オリジナル通りだと3rd Tromboneがバス・トロンボーンになるのですが、4th Tromboneがオプショナル譜としてあるので、標準編成で演奏出来ます。
1944年リリースのアルバムのタイトル・チャートです。アップテンポのグイグイという感じの曲です。
この曲は時代と共にアレンジが変わっているそうなのですが、この採譜版は古いオリジナルからの採譜です。
調べ方が悪いのか、アルバムのリリース年がよくわからないのですが、1940年代ではないかと思います。スウィングの王道を行くような気持ちの良い曲です。
ChatGPT先生によれば、1939年に録音されているそうです。カウント・ベイシー楽団の演奏が見つからないので、他のバンドの演奏になりますが、お楽しみください。
この曲も1939年に録音された古い曲です。古い曲ですが、聞きなじみのあるメロディです。
1942年の録音です。採譜と共に、現代の標準編成（5-4-4-4）に再構成されています。トロンボーン・セクションのフィーチャーのような感じになっています。
1939年の録音の採譜ですが、現代の標準編成（5-4-4-4）に再構成されています。今演奏してもカッコイイと思います！
と、ここまでアルファベット順にご紹介してきましたが、10タイトル目でまだ「D」。まだまだ続くので、また機会を改めて続きをご紹介させていただきます。
最後に、このような調査をしている際に私の耳にとまったバラードがあるので、これをご紹介させていただきます。
1st トランペットをフィーチャーした美しいバラード。アドリブはありません。盛り上がる所はとても短いですが、トランペットはハイノート必須です。また、その盛り上がる前に倍テンポフィールになるのもとても素敵です。思わず自分のバンド用に購入してしまいました！
如何でしたでしょうか？ベイシーを追求しているバンド以外ではあまり見向きもしない楽譜かもしれませんが、まずは是非聴いていただき、気に入った楽譜があれば是非演奏してみていただければと思います。
なお、上記に記載した楽譜には、教育的配慮は一切ありませんのでご安心下さい！
ご注文、お待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
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