皆さん、こんにちは
昨日は臨時休業させていただいておりました。その代わりに、明日の土曜日を臨時営業させていただくのですが、気がつけば
・次の日曜日は吹奏楽のイベント(シンフォニック・ジャズ&ポップス・コンテスト)にロビー出展
・月曜日はJS Big Band Session
とイベントが続き、体を休める時間が無いのに気づきました
ちょっとお疲れモードに入っているので、日帰りでも良いので温泉にいってのんびりしたい今日この頃です。
さて、今日はビッグバンド譜のフルスコアのサイズについて考えます。最後に増版情報もあります。
結論から言うと、横長が最適です。海外のサイズの場合でも、国内でA4の場合でも、横長が最適です。
これはパート数との関係で明確に結論が出せます。
吹奏楽や管弦楽などではパート数が多いので、縦長一択です。アンサンブルなどパート数が少ない場合も、縦長で複数段が入るのでやはり縦長が最適です。
ビッグバンドはどうでしょうか?標準で17パート、ヴォーカル入りで18パート、管楽器が5-5-5のように大編成でもせいぜい20パート。この位ですと、横長の方が適しています。縦長にすると五線が大きくなるので見やすくはなりますが、1ページに入る小節数が少なくなるので、必然的にフルスコアのページ数が多くなります。
実際、海外の出版社のビッグバンド譜のフルスコアはそのほとんど、特に大手出版社は横長を採用しています。海外ではかつてサミー・ネスティコさんが自主ブランドFenwood Musicを主宰し出版をしていたときは縦長でした。これは個人的に横長のフルスコアを印刷する環境がなかったためだと思います。
国内出版社はどうかというと、当社は横長ですが、他の出版社はほとんど縦長です。
ビッグバンド譜のフルスコアに縦長が採用されている場合、プリント・オン・デマンドであるケースが多いと推測できます。なぜなら、横長のフルスコアを印刷する場合、仕上がりサイズがA4(縦29.7cm、横21cm)であれば、縦59.4cmのサイズの用紙に印刷しなければならず、そのような用紙の用意とその長尺サイズを印刷出来るプリンタを用意しなければなりません。
当社では海外の出版事情をリサーチの上、このサイズに対応出来るプリンタで印刷と製本を行っています。
(当社が実際に使っている用紙と印刷仕上がり状態)
国内他社で横長を採用しているケースでは、A4の紙を使い、リング製本をしているケースが見受けられます。これも、見やすくてよろしいかと思います。
バンド側にも横長のフルスコアの方がメリットが大きいと思いますが、如何でしょうか?
これからも、使いやすく読みやすい楽譜のご提供ができる様に日々アップデートしていきたいと思っていますので、宜しくお願いいたします。
最後に、増版情報です。
ラッパと娘 (arr. 赤塚謙一)
NHKの朝ドラは今までも何曲か出版をしてきているのですが、今回の「ブギウギ」のテーマ曲「ハッピー☆ブギ」と「ラッパの娘」は過去と比べものにならないほど楽譜を販売させていただいています。理由は明確ですね。どちらもビッグバンドに適していること、そして何よりドラマの中でもビッグバンドほど編成が大きくないですが、ビッグバンドに近い形で演奏されているのでピンと来るものがあるのではないかと思います。
特に、当社でもお世話になっている宮哲之さんや広瀬未来も登場しますし、ハッピー☆ブギのトランペットはルイス・バジェさんと、私自身ワクワクして毎日朝ドラを観ています。
「ラッパと娘」はちょうど今朝、現在の版を売り切りましたので、早速増版手続きをさせていただきました。JASRACさんの仕事が早いので、隙間なく増版し販売を継続させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
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