皆さん、こんにちは
昨日の夜は江古田バディで1セットだけですがライブを聴いてきました。川端結さんという若手のミュージシャンのCDリリース記念ライブでした。CDはコンボで一番演奏者の多い曲で11人編成なのですが、昨日は全ての曲がビッグバンド編成に拡張されており、相当にゴージャスなサウンドでした。
実は、このCD、ベル・ミュージック・プレスのブランドでのリリースなんです。そして、ビッグバンド編成に拡張された楽譜は5月を目標に同じくベル・ミュージック・プレスより出版予定です。難易度がとても高いコンテンポラリーが主体になるので、どんなバンドにでもオススメ出来るものでは無いと思いますが、よきタイミングで告知をしていこうと思います。
※CDは今週中に販売開始予定です
さて、本日のお題は、「Real Basie Big Band Series」。いままで何度となくお客さまより「海外の出版社から販売されているベイシー関連の楽譜は本物とだいぶ違う。本物と同じ物はないのか?」と言われ続けてきました。
これはそのような楽譜を出版している楽譜がアメリカの教育系の出版社であり、そもそも「ホンモノ」を出版することを目指してはおらず、教育現場で使いやすいようにアレンジされていました。サミー・ネスティコと名前が書かれていても、(憶測ですが)出版社の編集者によって改変されたものが出版されておりました。
これはまっとうな行為であり、批判の対象でもなんでもないのですが、この事情をご存じない方からすれば、「いい加減な楽譜をだしやがって」と思われても仕方ないかもしれませんね。お門違いなんですけどね。
しかし、「ホンモノ」を演奏したいと言う気持ち、いたいほど解ります!
アメリカではJazz Lines PublicationsからFrank FosterやNeil Heftiなどの楽譜がカウント・ベイシー楽団が使っていた楽譜を浄書して出版するという新たな流れが起き始めています。
当社ブランド、ベル・ミュージック・プレスでは、これまで採譜(いわゆる耳コピー)の手法で2タイトルカウント・ベイシー楽団のレパートリーを出版してきましたが、もうすぐ3タイトル目を出版開始予定で、これからもこの流れを継続していこうと思います。
まずは、これから出版予定のタイトルから。
Switch in Time (三塚知貴採譜)
アルバム「Basie Straight Ahead」に収録されているサミー・ネスティコ時代の代表曲ですね。Kendor Musicの譜面は肝心の盛り上がるところで「ええ~(以降自粛!)」という感じでしたが、勿論、そういうことはありません!
本日よりご予約受付を開始いたします!
三塚さんには、すでに次の曲の採譜を依頼しておりますので、よきタイミングでアナウンスさせていただきます。
そして、以前からベル・ミュージック・プレスで出版させていただいているが以下の2タイトルです。
Orange Sherbert (三塚知貴採譜)
これに関しては長年問題化しておりましたよね。Kendor Musicから出版されていたアレンジはカウント・ベイシー楽団のオリジナルとは全く似てもいないものでしたので、教育的配慮ですら無かったです。
そのため、満を持して採譜版を出版させていただきました。
余談ですが、他にも採譜した楽譜が以前から出回っていたようですが、著作権処理をしていない違法な楽譜ですので、お気を付け下さいませ。
Dinner with Friends (三塚知貴採譜)
アサヒ ザ・リッチのCMで毎日ガンガン聞こえてきたので、これは楽譜の紹介をしないと・・・と思ったら、出版されていないのに愕然としました。それで急きょ三塚さんに採譜をして頂き発売を開始したという経緯があります。
カウント・ベイシー楽団のレパートリーは一般の方には知らないものばかりですが、CMで起用されると話が変わってきますよね。
これからも、こんな「あったらいいな」という楽譜を出版し続けられるように頑張って行きますので、是非ベル・ミュージック・プレスを応援してくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください
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