皆さん、こんにちは晴れ晴れ晴れ

 

2ヶ月くらいの間、朝が辛い日々が続いていたのですが、最近以前ほどではないですが少し早めに目が覚めるようになりました。朝スッキリと起きられると一日元気でいられますね。寒いですが、朝日を浴びてセロトニン増し増しと体内時計リセットで元気にいきましょう!

 

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さて、本日1月17日は、ビッグバンドをやっている人の大多数がご存じのサミー・ネスティコさんの命日です。

 

サミーは2021年1月17日にその生涯を閉じました。96歳でしたので大往生ですが、心臓の病気を持ち手術歴もあります。

 

サミー・ネスティコさんについての大多数の方のイメージはカウント・ベイシー楽団のレパートリーの作曲者と言うところでしょうか。Fun Time、Queen Bee、Wind Machine、The Heats Onなど数え切れないくらいの曲数が頭に浮かぶことと思います。

 

勿論、それは彼の経歴の1つであり、1つでしかありません。

 

 

この書籍は、サミー自身がSammy Nestico Publishingを主宰していたときに出版したサミーの自叙伝なのですが、彼が米国空軍Airmen of Noteのチーフ・アレンジャーだったこと、トロンボーン奏者だったことなど、カウント・ベイシー楽団以外のことが沢山書かれています(英語です)。ふんだんに掲載された写真から、イケメンだったことも解りますし、ミュージシャンとの幅広い交友関係も見て取れます。特に、音楽性が全く違うとも言える、ゴードン・グッドウィンともとても仲が良いんですよね。

 

さて、私もミュージックストア・ジェイ・ピーを起業してからずっと、サミーは雲の上の人の様に思っていましたが、それが変わったのは彼の自主制作CD「This is the Moment」を直輸入できるようになったことからでした。

 

その1年くらい前でしょうか(正確には覚えていません)、米国でサミーにお会いすることができ、一緒に写真を撮らせていただきました。まず、これが自分にとってとても大事な出来事でした。

 

そのあとに、このCDがリリースされることを知り、米国のCD卸売り会社に注文をしたのですが、サミーが卸売会社を通じての販売はせず、直接しか売らないということが解りました。

 

そこで、一か八かでサミーに、「以前米国でお会いしたことがあります」、と写真を添えて電子メールを送り、CDを販売してほしいとお願いしました。

 

あっさりとOKでした!

 

ここからサミーとのビジネスの繋がりが始まりました。

 

その後、合計3タイトルのCDの輸入販売、楽譜の輸入販売、前述の自叙伝の販売などをさせていただきました。

 

一度だけサミーから直接電話が来たこともありました。なんの話だったか、今となってはあまり良く覚えていないのが残念です。

 

その後また米国でお会い出来る機会がありましたが、彼は現地の高校生とお話しをしている最中でした。その時に、サミーが、「彼は日本の友達だよ」と私のことを高校生達に紹介してくれました。やった、友達に昇格!!

 

その時だったと思いますが、サミーが「今度日本の島に行くことになったよ」と話をしてくれたのですが、島の名前を覚えていないとのこと。はて、どこの島でしょう?

そして後日解ったのが北海道の旭川で2012年10月に開催された「ジャズマンス・イン・旭川」に招待され最初で最後の来日でした。北海道・・・確かに島だ!

 


主催者に無理を言って参加させていただき、ブース出展などもさせていただきました。その時に何枚かのアー写を頂き、今でもその中の2枚を家宝のように飾っています。

 

 

このとき、東京の某楽器店からワークショップをやらせてほしいので主催者に掛け合ってほしいと頼まれ聞いてみましたが、そもそも東京には立ち寄らないとのこと。ちょっと残念な気持ちになりました。体の調子があまり良くないので、もしかしたらこれが最初で最後の来日になる可能性があり、実際そうなってしまいましたから・・・

 

晩年もライフワークのように作編曲を続けられたサミー。なくなる直前にはカウント・ベイシー楽団のクリスマス・アルバムにも参加し、その楽譜も出版されています。

 

私はサミーの様に作編曲は出来ないけど(20代の頃は作曲はしてDTMで遊んで本まで出版させていただいています)、ビッグバンド譜を浄書して販売譜として世に出すのはいくつになっても出来る仕事なので、サミーに習ってこれからもこの仕事をし続けたいと心に誓うのであります。

 

そういえば、サミーがお亡くなりになったときに、CDが手に入らなくなる可能性があると思い発注をしたのですが、お葬式の際に参列者に記念品として全て配ってしまったそうで、残念ながら彼の自主制作CDは当社ラインナップから消さざるを得なかったです。CDはグレートなアーティストと有名スタジオで制作されたため、コストがかかりすぎ、「売れば売るだけ赤字なんだ」とサミーが言っていました。おそらく、これが卸売り業者を通じて販売しない理由だったのではないかと、今思えばそう思えてきました。

 

さて、サミーの楽譜は皆さんもご存じの通り大多数が教育目的の出版社から出版されているため、カウント・ベイシー楽団のアレンジとは異なる部分が多く、よく、ホンモノは無いのかと聞かれますし、不満のようです(解ります!)。

 

特にオレンジ・シャーベット(Orange Sherbert)は、カウント・ベイシー楽団のそれと似てもいないアレンジだったため。年に数回はホンモノはないのかと聞かれました。その当時、違法に採譜された楽譜が出回っていたのは知っていましたが、著作権を遵守する当社としてはそれをお知らせするわけにもいかず「ない」と言うほかありませんでした。

 

その結果、当社ではオレンジ・シャーベットの採譜版を出版し「ホンモノにもっとも近いホンモノ」を日本限定でご提供出来るようになりました。

 

 

まだ明言は出来ませんが、この出版の流れをこの先も考えていこうと思っています。第2弾は今月中に発表出来ると思いますし、第3弾のタイトルもすでに決まっております。

サミー・ネスティコの音楽。サミーは星になっても、彼の音楽はこれからも生き続けることでしょう。

 

サミーが大好きなら、今日は1曲でも良いので、是非彼の音楽を聴いてみて下さいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

素敵な一日をお過ごしください飛び出すハート

 

 

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