新国立劇場渾身の新作オペラ公演、
「アルマゲドンの夢」世界初演、
4回公演が今日無事千秋楽でした。
特に印象に残ったのは
電車の中に転換した時にクーパーの後ろ、ガラス越しに映る兵士達のすがた。
電車から出て行く時のフォートナムの
(いわゆる)ドヤ顔。
プロンプターボックスからでてくる
ピンクの手。ベラが撃たれる時に
大写しになっている子供の泣き顔、など。
そして、ラストシーン、今日の
「アーメン」は神がかっていた。
息を呑む聴衆。休符も音楽だった。
客席の自然なスタンディングオベーションも。特に3階、4階は総立ち?と思うくらい熱を帯びていました。
新国立劇場オペラのTwitterより
「#アルマゲドンの夢」千秋楽終演!全公演を無事に終了致しました。今日も温かいスダンディングオベーションが続きました!
— 新国立劇場<オペラ> (@nntt_opera) 2020年11月23日
ご来場いただいた皆様、来場を断念しながらも応援を送って下さった皆様、誠にありがとうございました。#新国立劇場オペラ pic.twitter.com/4pXHu2pnKg
千穐楽への道。このポスターも
今日までか…と思いつつ。
初台の初日(11/15)
クリスマスツリー組み立て中。
まず、音楽の美しさに惹かれ
次は舞台美術に注目し、
4日め(11/23)点灯、プログラムも
隅々まで読み、物語と人間関係の全貌が
掴め(た気になり)
さてさて、来週はいよいよ年内最後の
公演「こうもり」です。
2時間前まで舞台を彩っていたセットは
解体作業されていることかと。
夢だったのか?とふと思う。
演じる側・観せる側は今日で締め括り
気持ちは次に、でしょうけれど、
観る側はゆっくりと反芻します。
これまでの既成概念に収まらない
新しい芸術を目の当たりにしました。
今回の公演で「終わりが終わって、
始まりが始まり」ました。
【公演記録】