息子がひきこもっていた頃は
自己否定の塊でした。
顔には覇気がなくまるで
死人のようだった。
自分も他人も信じられなく、
こころの拠り所を求めて
さまよっている感じでした。
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前回の続きです。
全く知らない他人から
間接的とは言え「きもい」と
言われてしまった息子。
帰ってきてから
その日のできごとを
話してくれました。
それまで全く顔のことは
気にしないで生きてきたのに
突然降って湧いたような衝撃
だったと思います。
たしかに当時は暗い雰囲気で
死んだような目をしていた。
でも本当は男前なんです。
女房が大きくなったらジャニーズ
に入れたいと冗談で言っていた
くらいですから。
だから「きもい」って言われたのは
顔じゃなくて雰囲気のことだと思うよ
と説得をを試みたのですが
「いや、確かに顔がきもい と言っていた」
と譲らなかったのでした( ̄□ ̄;)!!
そういえば
目が腫れぼったいし
鼻もかっこう悪いなどと
悪いとこ捜しを始めてしまった。
それ以来ネットで整形手術の情報を
明けても暮れても集め始める。
そんなことを何カ月も続けて
いたようでした。
結局
SNSで知り合った人から
「整形だけはやめておけ」と言われたり
料金が半端なくかかる事や
近くに美容整形のお店がない事が
重なって諦めたのですが
きもいと言われたショックは
その後何年にも渡って
ひきこもる原因になったのです。
ネガティブな言葉はまだ成熟して
いない子供の頭には
ストレートに入り込んでしまいます。
そんなことがあって
鏡を見るのが怖い
写真は絶対撮らせない
という事が長い間続いたのでした。
また次回続きを書きます(^_^;)