
↑友人が描いてくれた神戸市外国語大学キャンパスです。
12月15日に「ロシアのウクライナ侵攻が与える影響 2023 年 3 月の現場取材で見た戦争の実相」と題する講演会が神戸市外国語大学であり拝聴しました。
講演会の案内は→こちら をご覧ください。
案内文からの紹介になりますが、講演概要は
昨年 2 月に始まったロシア軍によるウクライナ侵攻は長期化の様相を見せ、 実態がわかりにくくなってきた。そんな中で、 2023 年 3 月に戦下のウクライナ各地を訪れ、 現地の様子を直接、 取材。 日本のメディアではなかなか網羅されないようなウクライナ市民の素顔をレポートする。 戦争の行く末も見据え、 日本社会への影響も考察する。
というものです。
講演に先立ち、司会の藤原先生から二つの命題を与えられました。ひとつは講演そのものの「ロシアのウクライナ侵攻が与える影響」、二つ目は学生に向けた「ロシア語は(学んで)役に立つのか(立っているのか)」という問いかけです。
講演は普通のメディアが伝えないウクライナ市民の日常に迫ります。考えられないことですが、戦時下とは思えない普通の暮らしが見えます。明日は生きていないかも知れないのにです。バレーの公演では、市民がおしゃれをして集います。戦時における芸術の持つ力の大きさと市民が求めているものが何であるかがわかります。
戦争は過酷で、被害を最小限にするためには止めたらいいと思うのは平和ぼけの我々の考えかも知れません。ウクライナにおいては戦った人々の死は無駄にできないのです。講演者の佐々木先生は言う。ロシアへの禍根は100年経っても消えることはない。ウクライナはどんな和平案も受け付けない。我々が思うほど話は単純ではありません。
「ロシア語は(学んで)役に立つのか」という問いに対して、佐々木先生は(ロシア語がわかるのなら)真実を伝えてくださいとロシア語を学ぶ学生に向けてメッセージを発信していました。ここにロシア語を学ぶ意義が述べられていますね。
ロシア語に限ったことではありません。われわれが外国語を学ぶ意味は何でしょうか。最近、私は異文化を理解するための一歩ではないかと思っています。
なかなかうまく表現できませんが、世界の動きにもっと注目すべきと教えられた講演会でした。
このような機会を作ってくださった皆さんに感謝いたします。