「古本屋ツアー・イン・京阪神」(小山力也著・本の雑誌社)を読んだ。
関東在住の著者が、実際に関西まで足を運び取材した200あまりの古本屋についてのルポガイドである。
知らない、これからも寄りそうにない場所にある店は今は共有できるものがないので神戸の古本屋の記事を中心に、見覚えのある大阪の居留守文庫やアオツキ書房、葉ね文庫の記事を読んだ。
ほかに対談京阪神古本屋の歩き方(山本善幸X小山力也)と古本屋ツアー・イン・京阪神制作日記も読んだ。
本文の記事よりも制作日記の方が面白く読めたのは昼飯にどこで何を食べたかなど生活感があふれるとともに著者の苦労がわかるからか。
4月13日(水)曇り時々雨 暖
朝起きたら筋肉痛・・・だがめげずに神戸南北を山に平地に歩き回り、亀のように取材を進めて行く。お昼は新開地の大衆食堂「丸一食堂」で肉丼600円。
私が大好きな「丸一食堂」の文字を見つけただけでも、この本を読んだ価値があると言えば大げさか。
巻末には、古本屋マップと古本屋索引としてのデータ(店名、住所、営業時間、定休日、電話番号)が掲載されている。本文に営業時間、定休日、電話番号が記載しているのに住所だけがないのは使い勝手が最悪である。著者や編集者はこの手の他の人が書いたガイド本を手にして街をめぐった経験がなかったりして。そう思わざるを得ない。
この本の価値は非常に個人的すぎるが制作日記にある。
