十年明マンサリージャカスクフィニッシュ ブレンデッド レビュー | 左利きオヤジの晩酌・よもやま

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基本的に【お酒】や【ミニチュア】に関連するつぶやき程度ってことで。

萌黄、

和風な色合いの

ラベルとカートン

 

若葉が連想されるボトル

原酒としては

十年明ハーフディケイドだろうと

推測される。

 

5年以上の原酒を吟味し

マンサリージャを

20年以上熟成させた樽に

樽替して

1年かけてフィニッシュ

させたものだそうだ。

 

偶に行く

地酒専門店で買ってきた

併せて

十年明ワインカスクフィニッシュも

買った。

ワインカスクの方は

未だ未開封。

 

マンサリージャカスク?

・・・シェリー酒らしい。

 

 

マルスウイスキーでも

限定生産されてたことが

あったような・・・

 

気づいた時には

売り切れだったので

買いそびれて

呑んでない・・・

 

今回のものは

一本呑んでみて

旨かったら

もう一本買っておこう。

 

などと

期待しながら

数日後に開封。

 

なんとなく暖かいのを

呑んでみたかったので

レビューの最初はホットになった。

「4:1」で割ってみる。

 

薫りは

かなり強めのピーティ。

 

う~ん、バランスを

崩してしまったようだ。

 

個性も熱気で

飛んでってしまった。

 

まとまりが無い味わいに

なってしまった。

ホットには向いてないみたい。

 

なので水割りにしてみる。

おなじく「4:1」

 

呑んでみる

 

ほぅ、

適度にピートが自己主張してる

特徴の甘み感は控え気味で

丁度よい甘さ加減。

 

軽めな味わいではあるが

わるくはない。

 

このマンサリージャカスクは

割って飲むと

個性が薄くなってしまうようだと

推測する。

 

ロックで呑んでみる。

十年明ハーフディケイドと

同様に強めなピーティだが

シェリー系の甘さを含んだ

味わい。

余韻は甘めな舌心地。

 

ピーティな割には

結構に呑み易い。

穏やかなピーティってことだろうか

 

いや・・・

もしかしたら自分が

ピーティに慣れてしまっただけで

結構に強烈かも。

 

日時変わって

本日はハイボールから

割り加減は「3.5:1」程度

 

呑む

 

う~ん、多分強めなピートの

ハイボール感。

酸味は弱め。

ピートは割り負けしないが

マンサリージャは

影を潜めてしまうようだ。

 

造りて本懐の味わいとしては

ストレートなのだろうか、

実は開栓の一杯目は

ストレートで味わっていた。

 

2本目を

売り切れる前に買うのか

否かを判断をするために

軽くワンショット味見は

していた。

 

なので、

暫く外気に触れてからの一杯

渋樽の薫り強め

微かに酸味を伴う。

 

口当たりは柔らかめ

以前に呑んだ

イチローズモルトMWRに

感じたビロードのような

感触。

 

熟成感のある渋樽な味わい。

スモーキーな感じといった

ところだろうか

意外とピートは抑えられてる。

余韻には苦めな感触が残る。

スモーキーさがメインで

ジェリー系の甘さは

個性を主張するほどではなく。

アクセント的に含まれる。

 

ちょとここで

磯の味を摘んでみる

老舗日本橋の

山本海苔

「一藻百味」

 

という

具材がまぶしてあるもの

 

そのまま齧ると

具がこぼれ落ちてしまうので

折って摘んでみる。

ひと口齧って

磯の味わいを楽しむ。

 

そして一杯飲んでみる。

 

甘みが出てくる。

 

この手の味わいのウイスキーは

しょっぱい味摘みながら

甘みを感じるってのが

面白いかなぁ。

 

最後に

トワイスアップに

してみる。

エタノール臭さはなく

渋樽な薫りと微かな酸味臭。

ほぼストレートと同様な薫り。

 

口に含んでみる。

甘みが広がって渋樽な感じは

やや抑え気味になる。

 

風味・味わいは

トワイスアップが

一番良い感じ。

 

総評として

「3:1」以上で割ると

個性がかなり弱まってしまう。

 

ピーティさは残るが

マンサリージャの後熟した感じは

引っ込んでしまうので

個人的には

「2:1」までの割り方で

良いかなぁ。

 

限定生産品なので

とりあえずもう一本

ストックしておこう。

 

でわ。