18~25歳まで、実家を離れて生活してました。



この選択は、自分にとって希望でもあったので、寂しさやホームシックになったことはありませんでした。



ましてや、「郷愁」あるいは「望郷」といった感慨はまるでなかったように思います。








会社に九州出身の派遣さんがいます。



今までは、年末年始に帰郷していましたが、今年は一ヶ月早く帰郷していました。



理由を聞くと、年末年始と11月末では、約1万円も飛行機代が違うからだそうですショック!



最初はお金もかかるし、帰らないつもりだったみたいですが、年に一度も故郷に帰らないのは、なんとなく虚しい気持ちになるんだそうです。





「故郷に錦を飾る」



という言葉があります。



もう死語になりつつあるような気がしますが、言葉は消えても、その気概というのは脈々と受け継がれているのかもしれませんね。




彼は、一緒に飲みに行くとよく言ってました。





「故郷はいいもんだよ」



と。






「故郷があるから頑張れる」



とも。





若干鹿児島弁混じりで…。




そして、




その彼とも、年内でお別れです。





「あてはあるの?」



という質問に対し、きっぱり





「ない!」




と彼。



「ま、『帰る所』はあるから」




と笑って言ってました。






そうか…故郷は『帰る』ところなんだ…。





みなさん、『帰る所』ありますか?






故郷はいいものですか?