昔バンドをやっていた頃、よく言われたことがある。

「お前のとこ、メンバーに女がいていいな。どうやったら見つけてるの?」

いいものか。

女は難しい。

女性ボーカルバンドだから必然的にいるだけである。

しかもメンバーである。

こちらは女としては見ていないし、むこうだってそうだった。

だからなんとかうまく続いていたのだと思う。

長くやってるとつい気が緩んで女として、ナンパ目的でメンバーに入ってもらったら最悪だった。

お互い傷の舐め合い、責任のなすり合いになってすぐ解散。

結局、異性が同じところでなにかを為すには、異性であったらダメなんだということを学んだ。

もう本当に過去の話であるが、それを経験しているから今アイドルを見に行っても極端に入れ込まないですんでいる。

純粋な気持ちで応援できていると思う。

こちらとしては、続いて欲しいだけなのだ。

こちらには何もわからない事情でなくなってしまうのが嫌なだけである。

なので自分は純粋な客でいたい。

必要以上に入り込んでいかないスタイルを貫こうと思う。