どんな業界でも都合が悪いことは虚偽の発表するものだ。

それによって混乱を回避することができるからである。

しかし虚偽であること、つまり真実は絶対に発覚してはいけない。

なぜなら虚偽であっても、隠しきればそれが真実になるからだ。

本当は嘘でも、誰にも知られることなく嘘をつき通せばそれはもう嘘ではない。

ときにはそうすることでクライアントが安心して作業が進むこともある。

責任者となれば最善の判断がせまられ、嘘もつかねば誰もついてこれない。

むしろ責任を自らに課すことであるのだ。

しかしながら、ことをありのままに伝え自分は悪くないと責任をとろうとしない判断もある。

ただその場合によくあることだが、責任者の都合が加味させた発表になっている。

このとき責任をとるのは責任者ではなくなっている。

まわりくどくなったが、つまり某ご当地アイドルグループのメンバーの突然の脱退劇についてのことである。

事務所側からの突然のメンバー2名の契約解除の発表。

契約解除とは要はクビだ。

しかもその理由の説明はなしである。

こうなると誰もがメンバーのほうにクビになる原因があると思わざるを得ない。

悪いのはメンバーと発表したようなものだ。

どんな理由があるにせよ、メンバーが悪いなど言ってよいものか。

辞めた後の彼女達の人生など、どうでもよいのだろうか。

彼女達はクビになったという事実が残ってしまった。

おそらくもうアイドルの道は絶たれたといっていい。

そうならない選択肢もあったはずだ。

発表だけでも、契約解除ではなく、嘘でもいいから卒業にしてあげればよかったのではないか。

そのあたりの配慮もないところに今のアイドル事情の危機を感じる。

本当にブームとともに社会的に非難、排除されてすべていなくなるのではないか。

由々しき事態であると自覚してほしい。