野に咲く朝顔です。
朝露に濡れて、みずみずしく風情がありますね。
夏の花の代表のように言われるこの花ですが、
もうひとつ「顔」を持っています。
それは、短日植物の代表であるということです。
植物の多くは、日の出と日没の時間の変動によって開花を決めている、
それは日中の明るさではなく、「暗闇の長さがどれくらいか」にコントロールされている種類が多く、
これがたいへんわかりやすいのが、朝顔であるということです。
調べたところによると、朝顔は
夜の暗闇が9時間以上(10時間という説も)になると開花し始めるそうです。
7月5日現在、日没が19時、日の出が4時半、
夜の長さがおおよそ9時間半になっているので、
そろそろ朝顔が、開花しはじめる頃です。
日の出と日没の時間の変化を感じ取って生物が反応を示すことを、
「光周性」といいます。
これが、植物だけでなく動物、わたしたち人間にもあって、
植物は、開花結実といった非常にわかりやすい形で現れる。
われわれ人間にもあるこの性質を理解して生活に生かせば、
心身の健康を円滑に、人間関係や社会生活をスムーズにすることにつながる、
が、現代人はそういうところになかなか気づけずにいて、
日没後も屋内・外を明るく照らし、
夜中まで何かに励んだり、夜のネオン街を渡り歩いたりしている、
勿体ないことである。
人間が自ら持っている「光周性」
すなわち光の反応に気づくにはどうすればいいか、
それは、「自分に注視する」
それだけである。

