前回の続きです。
危険な下り坂を自力で30分ほど下って行くと、
滝の音が聞こえてきました。
地図によると「七代の滝」がある場所なのですが、
滝はまだ見えず、大きな岩があって、
地面にわずかな水が流れていました。
ここがロックガーデンの最下流のはずです。
苔の生えた大きな岩は存在感があり、
水音をバックミュージックに、いつまで見ていても飽きることがありませんでした。
ずっと見ていて「岩は地球の一部である」ということを思い出しました。
私たちは、いつも歩いている地面は「土」で、
それが大地だと思っていますが、
土は、岩石が細かく削られてできた砂と、生物の死骸が混じり、
微生物の力を借りてできたものです。
なので、土よりも岩の方が「地球の本体」には近いのです。
岩のことを調べると多くの種類は、化石などが混ざって形成されたそうですね。
調べたところ、ここの滝の周辺は「チャート」という種類の岩石で、
放散虫 ・ 海綿動物 などの動物の殻や骨片が 海底 に 堆積 してできた
堆積岩だということです。
太古の、生き物がいたとしてもまだ数少なかった地球は
生命の混じらない無機質で純粋な岩石の塊で、
ところどころに水が流れていたのかもしれません。
純粋な岩石が、酸の混じる雨で浸食されたり、
噴火で流れて来る溶岩で溶けたり、
積み重なって圧縮されたり、
生命が生まれる以前の地球は、
自身が起こす天然の化学変化によって地表を変化させ、
生命を生み出す準備をしていました。
化学変化は、自然現象の一つであるのです。
