冬のための保存食を2つ。
今朝作ったお弁当用のおにぎりです。
いつもは海苔を巻きますが、今日はひとつだけシソの葉の千枚漬けで巻きました。
以前の記事に書いたと思いますが、
春にシソの種を撒くと雨の日などに発芽し、手をかけなくても勝手に育ってくれます。
初夏に若葉がたくさん出てきたとき、
毎日2,3枚摘んで、塩をふって重石をします。
そのまま冷蔵庫に入れておくと、いつの間にか出来上がっている。
「シソの葉の千枚漬け」は、びっくりするほど簡単にできます。
シソの葉じたいが防腐剤なので、冷蔵庫においておけばほとんど手がかかりません。
彩りとしては渋いですが、お弁当やおにぎりに頼もしい食材です。
横浜は温暖なので、冷蔵庫に入れないのはきびしいかと思っていますが、
来年の夏は、常温でどれくらいもつか試してみようと思います。
寒い冬のために春や夏に収穫したものを漬物にして、保存しておくのは、
先人たちの知恵ですね。
同様の保存食をもう一つ。
干し柿です。
柿を干して水分を抜いただけ。日本が世界に誇ることのできる保存食です。
私は自分で柿の木を育てていないので、作ることができません。
これは八百屋さんで買ってきたものです。
日本にはもともと渋柿しかありませんでした。
干すと渋みが抜けて甘くなります。
日本では長いこと、柿を食べるために干すしかなかったのですが、
江戸時代に突然変異でできた「渋くない柿」が発見されました。
それで、干さない柿も食べられるようになったのです。
・・・
シソの葉も、柿も、日本に昔からある、なじみの植物です。
関東地方では、シソは夏に空き地や線路ぞいなどで群生しているのをよく見かけるし、
柿は近所の古いお宅のお庭や玄関先に必ずと言っていいほどあり、
秋の終わりにオレンジ色の実をどっさりつけ、冬になってもそのままです。
。。。
あくまでも、「もしも」の話なのですが、
電気もガスもなく、交通網も水道も機能しなくなり、
残されたのは、清らかな水と緑でいっぱいの大地。
そんな「新しい地球」で生きていくことになった場合、
「食べ物」の確保が最重要課題となります。
私たちは、海からそれほど離れていない土地(塩が必要なため)の、
川沿いを住みかとし、
すぐ近くにたくさん生えている植物に頼り、
一年中食べられるように、身の回りにあるものだけで
できるだけ簡単な方法で、大量に保存食を作る必要があります。
そんなとき日本人にとって、
シソの葉や柿は、とてもとても頼りになるはずだ、
と思うのです。

