米と大豆の歴史を振り返ってみます。
温暖だった縄文時代、日本人は野生動物の狩猟や木の実などの採集で生活することができていました。
弥生時代になって気候が寒冷化すると、
野生動物や木の実が減少し、狩猟や採集による生活が難しくなるとともに、
稲作技術を完成させていた中国大陸や朝鮮半島の人々が新たな土地を求めて南下、
日本に高度な稲作技術が伝わり、大規模な水田開発が進められるようになりました。
稲作とともに伝わってきた大豆は、鎌倉時代に 広く栽培されるようになりました。
大豆の加工品は、精進料理の発達と深くかかわっています。
大豆から作る調味料は中国にもありますが、
液体状の醤油・ペースト状の味噌にわけているのが日本の特徴だということです。
味噌の手作りをすると、大豆が米と深くかかわっていることに驚かされます。
私はいつも大豆・水・天然塩・米麹で作っているのですが、
米麹を手作りしたくて調べたことがあります。
すると、「種麹菌」を入手する必要があることがわかりました。
それは酒屋・味噌醤油やさんなどで売られているようなのですが、
それでは「種麹菌」は手作りできるんだろうかと調べて、
稲穂につく「稲麹玉」というものがもとになっていることを知りました。
塩は海水から採れるので、大豆と米・あとは地球の自然環境の中にあるもので、
味噌づくりができるわけです。
私が「米と大豆は非常食として黄金の組み合わせ」だと思う理由が、ここにあります。
今、非常用食品といえばインスタントやレトルトもの、缶詰などが思い浮かびますが、
非常事態が長引いてそれらが底をついてしまったとき、
自然界に存在するものに頼ることになります。
大豆や米は「種」でもあるので、土・水・空気、そして太陽の光があれば栽培することができます。
それから、強くたくましくどこにでも茂る雑草も強い味方であることも、
覚えておく価値があると思います。

