3連休最終日の今日は、朝からいいお天気です。
雲はないのに富士山が霞んで見えるのは、湿気が多いからです。
カラッと晴れた秋晴れの青空だとくっきり見えるのですが、
残念ながら今日は空気中の水分が邪魔をしていますね。
日本は湿気の多い国です。夏はムシムシして暑さを倍くらいに感じますが、
それはそれとして、良い面がたくさんあります。
「日本は湿気の文化を育てて来た国だ」と、ある本に書いてありました。
空気中にたくさん漂う湿気と上手に付き合うための生活の工夫や、
独特のものに美しさを見出す文化が、発展してきたのです。
例えば、日本人が古来から着用してきた「着物」。
袖口が広くて通気性がよい作りになっています。
住居もそうです。ふすまや障子などで仕切られただけで、
とても風通しがよくできていますね。
そして湿気が育てる植物である「苔」。
燦然と輝くきらびやかな物もいいですが、
日本人は苔(こけ)が生えた古いものを美しいと感じます。
古ぼけたものに感じる「侘び・寂び(わび・さび)」。
日本文化は、湿気のなかから生まれたと言っても過言ではありません。
この「湿気」のせいで、夜空の星も外国と比べるとあまりよく見えないのだそうです。
それで、日本の古い文献には月は多いのですが、星に関する記述がとても少ないです・・・
少し残念な気もしますが、今日の様に霞でぼんやりと浮かび上がる富士山を見ると、
やっぱり日本が好き、と思ってしまいますね。
