本日8月11日は、「山の日」だそうですね。
だからというわけではありませんが、多摩川上流の、もっともっと山奥に行ってみたくて仕方がありません。
電車を使った日帰り旅行に便利な「青春18きっぷ」を買いました。
この夏は福島帰省も予定しているので、奥多摩には、あと3回くらい行けたらいいと思います。
時間にゆとりがあれば、5回くらい行きたいのですが。
水音と、大樹のつくる木陰と、ゴロゴロと転がる岩が創り出す神聖な雰囲気。
いつも生活している街中とは大変な違いがあります。
登山に夢中になる人の気持ちが、少しわかったような気がしてきました。
万葉集の中に、こんな歌があります。
岩が根の こごしき山に入りそめて
山なつかしみ出(い)でかてぬかも
【作者未詳】
ごつごつけわしい岩山に入るようになってから
今では山に魅せられて、山から出られそうにない
古きよき時代、仕事で任地に赴くためにいくつもの山を越える旅は、
道なき道を行くようなもので、さぞ大変だったことでしょう。
地球上に自然が豊富にあったこの時代の人でも、山に魅せられるのだから、
山奥の神聖さは、昔からあったのではないかと思います。
この歌の出だしの「岩が根」というのは古語で、大地にどっしりと根のように張った、頑強な岩盤のことです。
万葉仮名(漢字の当て字)で書かれた万葉集の原本では、
岩が根の ⇒ 石金之 となっています。
そういえば「岩」は、石の上に山と書きますね。
石の上に山があるわけですから、石は地球そのものといえるのかもしれません。
地球の表面を覆っている「土」は、
細かく削られた岩に生き物の死骸が分解されたものがまざってできているということを、知っているでしょうか。
土はもともと地球にあったのではなく、生き物が生と死を繰り返すことで、少しずつ出来上がって行ったのです。
栄養ゆたかな土から植物が育ち、それを食する私たちが人生を終えると肉体が土にかえる。
地球の仕組みとは、よくできているものですね。
