多摩川上流・鳩ノ巣渓谷の散策路は、
右側には多摩川の巨大な岩が転がっていて、
左側は岩肌が丸出しになっているような崖でした。
天気が良かったので、暑さは街中とそれほど変わらないのですが、
曲がりくねってときどき森の方に入り込むと、あまりにも涼しいことに驚きました。
お写真は、もっとも涼しいと感じた場所です。
「木陰に入ると体感温度は約6℃下がる」とどこかのサイトに書いてありましたが、
この場所はケタ違いの涼しさでした。10℃は違っていた気がします。
クーラーがよく効いた部屋のようで、長袖の上着をはおりたくなりました。
この辺りに住んでいる人が言っていましたが、
日中の温度は街中とそれほど変わらなくて、35℃くらいになることもある。
違うのは夜で、
コンクリートやアスファルトは熱を持つとなかなか温度が下がらないけれど、
土の地面は熱をためこまないので、すぐに涼しくなるそうです。
熱帯夜がないのが、街中との大きな違いなのです。
暑さ対策に忙しい今の時期、
巷の電気店では「安くて涼しくて静かなエアコンNO.1!」などとと盛んに宣伝されています。
冷房代の節約ノウハウなどいろいろありますが、
最も効果的な暑さ対策は、森林で過ごすこと。
今の季節、最も涼しくて静かで快適なのは、岩肌と大樹が作る空間です。
中流や下流でよく見かけた水鳥たちの姿もなく、
足音を立てるのが申し訳ないと思ってしまうくらいに静かでした。
もっと上流の山奥は神聖な空気に包まれていて、
これ以上は「神の領域」という感じがします。
人間たちをそう簡単に近寄らせてくれないような雰囲気ですが、
それでもまた、日をあらためて行ってみようと思います。
