梅雨がまだ開けませんね。
昨日の雨を含んだ笹の葉がみずみずしく、さらさらと音をたてています。
星空のロマンと日本の情緒たっぷりの行事・七夕がもうすぐですが、
最近あんまり書かなくなっていた甘いものの話を、してみようと思います。
笹の葉で私が思い出すのは、「笹団子」。新潟県の名物です。
中に餡子が入ったヨモギ団子で、大きな笹の葉にくるまれている和のスイーツです。
私の両親は新潟県の生まれで親類がたくさん住んでいます。代々続く笹団子の老舗のお店は、遠い親戚にあたります。
実家では、お中元にいただくお菓子の定番でした。
15年前に亡くなった父方の祖母は生粋の新潟県人で、田舎の農家の生まれでした。
生きていたころ笹団子を手作りして、子供だった私たちによく食べさせてくれました。
昔は道ばたに生えているヨモギや笹の葉をとってきて使っていたけれど、
この頃は車の排気ガスで葉っぱが汚れてしまっているから、
林の奥の方に入ってとってこなければダメなのだと、
やさしい新潟弁で言っていたのを、よく覚えています。
平成から令和となった今の時代、
林の奥に入って行っても、和菓子作りに使えるほどきれいなものを見つけることは難しくなってしまっている笹の葉は、
防腐効果があるというので、今でもお寿司など使われたりして、
太古の時代、大きな葉がお皿のように使われていたことの名残とされています。
笹の葉以外にも柏餅や朴葉寿司など、
大きくてしっかりした葉は食べ物を包んだり、下に敷いてお皿の代わりになります。
さらさら音を立てる美しい笹の葉は、ただ生えているだけではありません。
私たち人間にとって実用的な生活用品である「食器」という、
もう一つの顔を持っています。
毎朝作るお弁当で、「おにぎり」を握るのですが、
この時期、大きな笹の葉で使えるものがあれば使いたいものです。
ラップなどで包むよりも香りがいいし、何より防腐個効果は見逃せません。
公園や道路わきにもたくさん生えていますが、さすがに使う気にはならないので、
今度プランターに植えて、ベランダで栽培しようと思っています。

