春爛漫で、花はたくさん咲いているし木々の緑は美しいしで、
撮りためた写真もたくさんあって、どれを選んだらいいか迷います。
時間さえあれば、1日に10記事くらい書いているのではないかと思います。
昆虫たちも、たくさん姿を見せてくれます。
昨日、横浜の大通公園で、アゲハチョウが飛んでいました。
これは、アオスジアゲハです。ピンクのシャリンバイのまわりを忙しく飛び回っていました。
蝶はバタバタ飛び回るので、なかなかシャッターチャンスをもらえないのですが、
このアオスジアゲハは特に速く飛ぶので、とまっていたかと思うとさっと飛んで行ってしまいます。
朝で時間のないときでしたが、10分くらいかかってやっと写真に納まってもらいました。
翅の美しいブルーは、色素によるものではありません。
昨年の記事でミドリシジミやのモルフォ蝶などの、美しいブルーの翅をもつ蝶のことを書きましたが、
このアオスジアゲハも、同じ構造色によるブルーです。
色素ではなく、鱗粉が光の波長以下の細.かな構造をもつことにより発色するという、
まるで精密機械のように完璧な、洗練された輝くブルーです。
翅を開いたところです。かなり遠くからでもハッキリわかるくらいに青く美しく輝いていますね。
ほとんどの蝶は、鱗粉の構造によって発色する構造色を翅に持ちますが、
アゲハのなかで輝くようなブルーを持っているのは、このアオスジアゲハだけです。
「翅を閉じてとまるアゲハチョウ」と言われており、
都会では群れで道路にたまった雨水を吸っている姿などがよく見られるアオスジアゲハ。
幼虫は、クスノキの葉を食草とします。
この大通公園もそうですが、関東地方の街中には街路樹として、大きなクスノキがいたるところにあります。
それで、たくさんのアオスジアゲハがいるのです。
昨年に取り上げた「青い宝石」と呼ばれるミドリシジミは、森林を飛び回る小さなチョウですが、
アオスジアゲハの美しさも負けず劣らず。
「街中の青い宝石」として、
地球上で青く輝くために生まれてきたのではないでしょうか。
ただ、ビルの谷間やごちゃごちゃした商店街で青く輝くにはもう少し大きさが必要なので、
それで、チョウの中ではもっとも大型のアゲハとなり、
大きな黒い翅の上にブルーの四角いもようをのせて、群れで街中にやってきたのでしょう。

