春の花や新緑が美しい季節ですが、もうひとつ見逃せないものがあります。
それは、暖かくなって姿を現した昆虫たちです。
連休中に行った緑地や公園で、こんなのを見つけました。
カキツバタの花の上で休んでいる、小さなバッタの赤ちゃんです。
体調は1センチちょっとですが、触覚も長いし後ろ足も立派です。
たぶんトノサマバッタだと思います。
恐らく孵化後まもなくで、人間だったら目もあかず首も座らず、ミルクを与えてもらっている時期ですが、
バッタはこんなに小さいころから自分の眼でものを見て、触覚でさまざまなことを感じ取れるし、
そして長い後ろ足でジャンプだってすることができるのだから、たいしたものですね。
トノサマバッタについては以前も取り上げたことがありました。
集団で行動する個体は「群生相(集団相)」といって褐色で気が荒く、
群れを成してあらゆる植物を食べ屈しながら飛蝗(ひこう)します。
一方、単独で暮らす個体は「孤独相」といって、体色は緑でおとなしく、周囲の環境に同調して生活します。
群精相と孤独相・生まれたばかりの小さなバッタは、
どちらとして生きるのかまだ決まっていません。
自分の意思で決めるのが一番ですが、多くの場合は生まれ落ちた環境によって、
自然に決まってしまうものだと思います。
