暖かくなってきましたね。
道端や空き地に生えている雑草の世界に目を向けてみたくなりました。
これは、ヒメオドリコソウと言います。
今の時期どこにでもたくさん咲いている、
めずらしくもなんともない、雑草の中の雑草といっていいと思います。
花笠を被っている姿のように見えることから、この名がつきました。
これよりも少し大きいオドリコソウというのがあります。
どちらも雑草で、明治時代に日本に入ってきた帰化植物で、
ヒメオドリコソウの方が小型であるところから「ヒメ」を付けて呼ばれるようになったそうです。
「オドリコソウの小型版」という扱いのヒメオドリコソウと
見比べてみたいと探したのですが、
オドリコソウの方は見つけることができませんでした。
調べたところによると、
ヒメオドリコソウは秋に芽を出し、冬から春にかけて開花するといったように、
他の植物よりも、少し早めのサイクルで成長します。
比較的安定した場所に繁殖するオドリコソウにたいして、
ヒメオドリコソウはどんな場所でも繁殖する事が出来る、
環境適応能力が非常に高いのです。
ヒメオドリコソウはここ数十年で一気に広がりを見せ、
日本国内、どこを探してもすぐ見つけられる雑草となりました。
日当たりが良いと葉自体が赤紫色に色づくのも「ヒメ」だけが持つ特色で、
群生している姿は大変きれいです
小さいほうが生き残り戦略たくましくパワーがある、というのは人間界でもよく見られます。
ほんの少し小さいからと言って価値が低いということはないはずですが、
この世に生きていると、他と比べられて「小さい方」という烙印をおされることがときどきあります。
「オドリコソウの小型版」と呼ばれる運命をはねのけることができるように、
他と違った個性や生きるためのパワーをたくさん持って
この世に生まれてきたのかもしれません。
