大型の蘭が続いていたので、小型の種類にも着目してみようと思います。
デンドロビウムといいます。
デンファレという通称で呼ばれますが、正式名称のデンドロビウム・ファレノプシス系の略。
デンドロビウムは、ギリシア語の「デンドロ(木)」と「ビウム(生ずる)」に由来していて、
野生では他の蘭と同じように、樹上で成長する着生植物です。
小型で花持ちがいいので、アレンジや花束では大活躍。ハワイアンなイメージもあり、カクテルの飾りにもよく使われます。
生産地や花言葉について調べていて、意外なところで「デンドロビウム」を発見しました。
かつてブームを巻き起こしたロボットアニメ・ガンダムの
開発計画の中に出てくる宇宙船(?)の「試作機第3号」に、この名が付けられています。
日本のロボットアニメとして、1979年にテレビ放映が開始された「ガンダム」は、
玩具メーカーが関わるなどして子供向けからスタートした後、
スペースファンタジーと哲学を盛り込んで現実味を持たせ、高年齢層にも訴える試みがなされたそうです。
爆発的な売れ行きを見せた「ガンプラ」はあくまでも男性向けで、主人が2つ3つ持っていますが、
全然興味のなかった私は、
「デンドロビウム」のキーワードで出会ったガンダムについて、記事にしようと調べたのですが、
作品もたくさんあるので、時間をかけても全貌を把握することはできませんでした。
1991年から1992年にかけて全13話が製作されたガンダムのアニメ作品で、
略称は「0083」で通称「星屑」(ほしくず)と呼ばれるシリーズがあるのですが、
それに出てくる試作機のコードネームとして、花に関するものがつけられています。
その中のひとつ、第3号機が「デンドロビウム」で、
画像検索やYoutubeなどで調べると、「疾風!デンドロビウム」というのがたくさんHITします。
このテーマソングと宇宙に飛び立つシーンが、「男の子ごころ」を捉えたのですね。
当時「ガンダム」に夢中になり、夢と希望を一杯もらった少年・男性たちの中で、
「デンドロビウム」が花の名前だと知っている人は少ないと思いますが、
平和のために宇宙船に乗り込み、地球を離れなければならなくとも、
旅立つときはきっと心の中に、故郷の星で咲いた可憐な花を一輪そっと忍ばせる、
その花は、家族だったり恋人だったりするのではないかと思います。

