野草の魅力に翻弄される毎日。
今日のお写真は、ヨモギです。
住宅街の隅っこに生えていたものです。
秋になって、つぼみをたくさんつけている姿が目立つようになりました。
日本ではどこにでも生えている、めずらしくも何ともない雑草でありながらも、
野草の中でも栄養素がとても豊富で、「ハーブの女王」と呼ばれる一面もあります。
古代エジプトやローマ、中世ヨーロッパでも占いや厄よけの儀式などに使われたと伝えられています。
日本においては茹でるなどして食用になることはもちろん、ヨモギ茶、ヨモギ風呂、ヨモギ蒸し、ヨモギ団子など、
日常生活の中に溶け込んでいるヨモギについては、取り上げたいことがたくさんあって迷ってしまいます。
ヨモギと人間のかかわりについて調べていて、こんなのを見つけました。
「蓬(よもぎ)、麻の中に生ずれば、扶(たす)けざれども自ら直し」
中国の古典・荀子(じゅんし)の説で、
茎が曲がりくねる性質のあるヨモギでも、
天に向かってまっすぐな茎をのばして成長する麻の中に生えていれば、
自然と真っ直ぐに伸びていくということを言っています。
曲がりくねっていても、上に向かって伸びていればいいんじゃないかと思うのですが、
今回はそういうところではなく、
人間を含めて生きているものは、置かれた環境に合わせて自分を変化させることができるという、
生きるための能力の方に、着目したいと思います。
今までと違う環境の中で生きていかなければならなくなったとき、
生き続けるために必要な「変化」が、誰の身にも起こります。
それは、職場や学校、仲良しグループなど集団の中に身を置いたときに、
周囲の意見に同調する、本心とは違うことにも迎合してしまうなどの方向に現れることもあれば、
生きる環境が変わったとき、新しい価値観に合わせて自分の心を変化させることが、身体的な変化にもつながっていく、
・・・生き物の「進化」として発揮されることもあります。
この世にいる限りは、生き続けるということが自然なわけで、
「ありのままの自分」でいれば、環境に合わせた自分自身の変化は自然に起こって来る、
人間の持っている「変われる力」は、
本人が新しい世界でこれから生き続けることを選択していれば、
意識せずとも発揮される、
大自然の法則によるものであると思います。
