ハーブについて書いていましたが、そろそろ一段落と思っていた昨日、
買い物帰りに通った空き地に、キバナコスモスがたくさん咲いていて、
みごとだったので写真を撮りました。
コスモスといえばピンクや白の花と言うイメージがありますが、
キバナコスモスの花は鮮やかなオレンジや黄色です。
原産地はメキシコで、日本には大正時代に輸入されました。
園芸用として出回っていますが、丈夫なので野性化して
空き地や道路わきなどに生えているのに時々お目にかかります。
調べたところによると、
コスモスといえば花の名前であるとともに、宇宙観という意味もあります。
古代ギリシャでは「コスモス」は、調和がとれている、
あるいは秩序がある状態を表現する言葉で、カオスと対をなす概念であるそうです。
また、ルネサンス期、ギリシャのコスモロジーを継承して、宇宙全体を《マクロコスモス》と呼び、それに対してひとりひとりの人間や人間の魂・心を《ミクロコスモス》と呼び、
マクロコスモスとミクロコスモスのふたつのコスモスが交流・照応している、という思想があった。
…というように”コスモス”という言葉の持つ哲学的な意味には、興味をそそられるものがあります。
カオス(混沌)というのは、天地創造以前の秩序のない状態を表すそうで、
原始的であらゆる可能性を感じさせる魅力的な言葉ではありますが、
天地創造がなされ、秩序と調和が生み出された状態(コスモス)の方は、人間を含む生き物に優しい感じの響きがあります。
キバナコスモスの花をよく見ると、左右均等の花びらがそろってついていて、
輪郭はきれいな円形に整っています。見ていて気持ちがいいですね。
コスモス(調和)は、わたしたちに優しい、安安心感を与えてくれる言葉であると思います。
