7月8日・朝4時半 今、朝焼けがものすごくきれいで写真を撮ったりしていたけれど、
ずっと気になっている鳥の記事を、もう少し続けてみようと思う。
多摩川の中流にいたセキレイだ。
土手を歩いていたらやってきて、まるで「撮ってください」と言っているかのように目の前を歩いていた。
セキレイのことは、既に何度か記事にしているが、
日本では古くから水辺を中心に、セグロセキレイという種類が住んでいる。
ハクセキレイという、民家の近くや街中にもよく姿を現す種類が現代では多いそうで、
今回写真に収まってくれたのは、ハクセキレイで間違いないと思う。
長い尾を上下に振る動作が特徴的で、日本の神話でイザナギとイザナミに、国生みの指導をしたと伝えられている。
この小さな鳥・セキレイのおかげで、日本は誕生したのだ。古事記には鳥が何種類か登場するが、その中でも一番最初に出てくるセキレイは、日本を代表する鳥である。
「ノアの箱舟」で、洪水が落ち着いたあとに飛んできて、人間たちに希望をもたらしたのは鳩だったそうだが、
日本においては、セキレイがその役割を果たしている。
白とグレー・黒の衣装は、夏になるとグレーの部分が黒になるそうだ。
つぶらな丸い瞳は、陰陽太極図(陰陽マーク)によく似ているし、
古事記に出てくるところからしても、
小さいけれど神がかっているところのある鳥だ。
日本にとって大切なセキレイは、
地上を速足でよく歩き回り、地面すれすれに飛行をすることもある。
走っている車の前をまるで先導するかのように飛んでいるというのは、しばしば見かける姿だ。
公園の芝の上を歩いたり、電線の上に止まっていたり。屋根の上や庭先にもときどき姿を現す。
鷹や鷲のようにダイナミックではなく、水ぎわの鷺のような優雅さもないけれど、
わたしたち人間のいるところに降りてきて、できるだけ近い目線で行動し、
こまごまと世話を焼き、手本を示し、
必要な時は道案内をしてくれる。
神の使いとして、日本の地に降臨してきている鳥であると思う。

