文学、音楽、数字のことを、沸き起こるままに書いてきましたが、
春分の日までに一段落したいという大雑把な計画がありました。何とかまにあったと思います。
前回の記事に載せたフィボナッチ数列の動画の最初に、17世紀の科学者ガリレオ・ガリレイが出てきてたので、少し補足をしたいと思います。
地動説を唱えたものの当時の社会では受け入れられず、異端とされた後も「それでも地球は回っている」とつぶやいたというエピソードが有名ですが、
現代社会では「地球は回っている」は誰もがあたり前のように理解しています
今では科学の父と呼ばれているガリレオは科学者・天文学者・物理学者ですが
父親が音楽家で、音響学の研究で数的な記述・分析を重視する手法を用いたそうです。
弟の一人は音楽家になっていることからも、彼の研究は音楽の影響を受けていることがわかります。
やはり数字と音楽は深くつながっている、
宇宙のこと、大自然のことを深く知ろうとするときに、音楽が入り口となってくれるのですね。
現存しているガリレオの肖像画を見るとどれもちょっとしかめっ面、という感じなのですが、
お世辞笑いをするタイプではなく、どうやら政治や人間関係が苦手で、世渡り上手ではなかったようです。
素朴で社会のなかでうまく立ち回るということをしなかった彼は、
一方で真理を求める情熱家でもあり、
既存の理論体系や多数派が信じている説に盲目的に従うのではなく、
自分自身で実験も行い、実際に起こる現象を自分の眼で確かめるという方法を採っていました。(Wikipedia:ガリレオ・ガリレイより)
WEBやテレビ、新聞、雑誌といったメディアがあふれていて、気を付けていないと情報過多になってしまうわれわれ現代人にとって、
彼の主張するところを全部受け入れることはできないと思いますが、頭の片隅に置いておくとよいのではないかと思います。
ガリレオは、望遠鏡を自作したそうです。
木星の衛星、金星の満ち欠け、太陽黒点を自らの目で確かめ、地動説の証拠としています。
たくさんある木星の衛星のうち4つは、彼が発見したものであったのです。
また、金星の満ち欠けも彼が発見したものです。
金星がどうして満ち欠けをするのか、なぜ明け方に見える時と夕方に見える時があるのか知っているでしょうか?
忙しい毎日の中でたまには空を見上げて、金星が今、どこにあるのか探してみるというのは、
やってみるといいことのひとつかもしれません。
彼の名言の中のひとつに、こんなのがあります。
宇宙は数学という言語で書かれている。
そしてその文字は三角形であり、
円であり、その他の幾何学図形である。
彼もやはり宇宙は数で書かれている、と言っています。
私も宇宙に存在する一切のもの(森羅万象)は、
数字で作られていると思います。
コンピュータが数字(1とゼロ)ですべてを表しているのと、たいへんよく似ています。
宇宙を作っている数字のかたまり(数式)は、
ときとして幾何学図形といった形でどこかに現れていて、
それをインスピレーションとして感じたわれわれ人間が、
音楽・文学をはじめとする何かしらの芸術的なものとして表現する、
・・・のではないだろうか
と思います。
一連の記事は、ここまでとさせていただきます。
--- 2018年春分 森羅万象をあらわす【数字と芸術】 完 ---