前回も多くの方々にお読みいただき
誠にありがとうございます。。。

不快に感じる表現
あるかも知れませんが

楽しんでいただければと思います。。。


ではここより




再度緊張感に包まれた雰囲気の中
部屋へと向かう通路が


どれだけ長く感じた事か


いいのか?
これで

俺この感じで
いいのか??


この先大丈夫なのか?


もうよくわからない不安に
押しつぶされそうでした。


待ち遠しいとはまた違う感情で
部屋までの通路を1ヶ月ほど
歩いた気持ちになりながら
部屋に到着、、、


ソファに腰掛け、タバコを吸う2人


タバコを吸い終え
彼女からの唐突な接吻。



続けて 彼女は私を 

『私が』

ではなく

 

『彼女が』 
私を ベッドに誘導し 



接吻しながら
私を押し倒しました。

 

なんと 
なんと勢いのある 

 


 

自称:ヴァージン 

 

 

その勢いは衰え知らず
私の衣類を次々と
剥がしていきます。




なんていうかこのシーン 
一般的には順番みたいなところ 
あるじゃないですか 

 

一枚脱がせたら 
一枚脱がせてくる 

 
みたいな 

交互にというか 
一緒に進んでいく感じというか

 

慣れ親しんだカップルならまだしも 
初回なら尚更のこと
そんな節があると思うんですよ。 

 

もう彼女脱がないまま 
すごい勢いで 
パンツ一枚にされてましたからね、私 

 

『とんだヴァージンがいたもんだぜ、、、 』



と思いながら 
盛り上がりの演出は怠りません 


彼女の上着の前のファスナーを 
私は口で咥えゆっくりと引き下ろし
事に進みます。 




タイミングを見計らい





ついに彼女の下半身
その墨染めの庭の草むらへ








手を伸ばし驚愕


人工であるはずの彼女の秘部が
その庭の中心部には

存在しないはずの








そう
「オアシス」

が存在したのです。。。



ん?

おん???


なぜここに
我の知っている池が
存在するのか、


疑問で埋め尽くされ
しれっと進めるも
その疑問が頭から離れません。



なぜか
なぜなのか



しかし一つ
思い当たる節があるのです。

 
ホテルに向かう際
最初のバーを出る前の事



彼女は花を摘みに
バーの個室へ行っていた





もちろん事実は分かりません
がしかし


「潤滑剤を仕込んだ」


それ以外の結論が
どう考えても出ないのです。




持ち歩き仕込みまで
スマートにこなす彼女



なんとできた
なんと意識の高い
ヴァージンであることか、、、



感激しながらも
ことを進めます。


そしていざ 



《ドッキング》

 

が行われます。

触れる感覚は女性のもの
女性であろうとした
彼女の賜物


その努力や背景を想像し
大感激でございます。



しかし感激はしてもですよ。
一瞬は凛々しく立ち上がるものの
やはり寝込んでしまうんです 

 

私の『私』が、、、 

 

「ごめんね 
すごい久しぶりだから 
緊張してるんだと思う 

 
気にしないで」 

 

 
と私 

 

しばらく休憩をはさみ 
また再度取り組みの前段階
予兆が始まったとき 

 

彼女のオアシスに触れながら

 

(これは女性だ 
これは女性なんだ 
今俺は 
女性を触っているんだ、、、) 


そう何度も自分に言い聞かせ 
奮い立たせて取り組みます。。。


しかし彼女の発する声は
ひたすらに野太い、、、


本来であれば妖艶なはずの

その声が

あまりに
あまりに太いんです。。
 
 

やはり寝込む私 


 
二度の寝込み

そしてまたその次の
三度にわたる取り組み 

 

最後は本当に 

 
どんな小さな 
フィニッシュの波でも 
絶対に逃がさん、、、 
と 

 

必死の思いで取り組みました。 

 
 

私、常々 
起立と噴火はマナー 

 

『あなたで興奮しました』を 
一番伝えられるのが起立

『あなたで気持ちよくなれました』を 
一番に伝えられるのが噴火

 

性を提供して頂けるのであれば 
それだけは何としてでも 

伝えたい 

 

と提唱してまして  

彼女のためにも 
ここで倒れるわけにはいかんのです。 



抱きしめてくる彼女の
女性にしてはあまりに
恵まれすぎた骨格に
優しく包まれながら

やっと訪れる 




噴火の予感、、、

 


それはそれは 
極小の波でした。

 

やっと終えることが
できるのか、、、

そう思うも
ここで不安が

 

工事後の方との取り組み 
初めてなんです。 

 

 

 

 

勝手がわからない 

 

 

 

 

もちろんの事
ご懐妊
という結果が来ないことは 
わかっています。 

 

それもあり今回は彼女の
あまりの勢いに流され 
ヘルメットの装着をしていない 

 

え? 

このまま 

発射して大丈夫? 

 

これは念のため 

聞かねばならん、、、 

 

 

「え、あ、あの 
これってこのまま出していいんかな?」 

 

 
彼女は答えます

男声で




「COME ON」 


 
彼女のたくましさに
うっとりするような性癖が
目覚めそうには


なりません


下手な質問で
最後の最後 
彼女の雰囲気を壊してしまったことに 
罪悪感を覚えましたが 

 

なんとか終了。。。 

 

「ありがとね 
今日会えて本当にうれしい」 

 

と 

 

さまざまな事後の声掛けをして 
髪をなでながら 

くっついてくる彼女を 
寝かしつけます。 

 


そして眠る彼女 


 

眠ったはいいです 
眠ったのはまあいいんですよ。 

 

なんなら 
眠ってくれたほうがいい、、 

 

 

しかし 
あまりに大きすぎるんです。 

 

気にしないなんてことは 
不可能なほどに 

 

あまりに大きい 

 

 

 
いびき 

 

 

 
もうこれ 
いびきの範囲に 
入っているか? 

 

地響きじゃないか、、、 

 

そして彼女は 
そっと目覚めます 

 

「今いびきかいてた?」 

 

と 

 

髪をなで 
微笑みながら返します 

「少しだけね」 

 

と 

 

そしたら彼女も 

少し微笑み 

「ごめんね」 


と 
 

「いいんだよ 
いつもお疲れ様 
今日は休みだし 
ゆっくり休んで」 

と 

おでこに接吻し 

 

また寝かしつけます。 

 

もちろん地響きは
繰り返されます。 

 

 
しかも第一波よりも 
かなり強化された第二波

 

振動でテレビとか 
台から落ちるんじゃないかなと 
心配するほどですよ 

 

 

まあ 
嘘ですけど 

 

 
それにしても大きな睡眠の音色 
音の種類、それは
粉うことなき中年男性 



動物で言うなら
『サイ』
を感じさせます。

 

(この調べを本人に聞かせてやりたい、、、) 

 

そう願った瞬間でした。 

 

 

彼女の音色がこれでもかというほどに 
大きくなりピークを迎えた瞬間 

 

再度、パッと目を開け 
日本語の片言で 

 

「イマ ジブンデ キコエタ 

ゴメンネ」 

 

と 

 

そして 
また私を強く抱擁し 
寝始めました。 

 

 

願った瞬間に 
願い事が叶うという奇跡が
こんなところで発動

もっとほかの願い事 






叶えてほしかったです。 

 



そして彼女の音色にも 

少し慣れてきたころ 

 

寝付いた彼女の横で思い老けていました。 

 

 

もし「ヴァージン」が本当だとしたら 

女性の体になって初めての行為 

ということだったとしたら、、、 

 

まず彼女はどんな思いで今までの人生を 

生きてきたことだろう。 

 

自分が好きなのは男性で 
でもその男性が好きなのは女性で 
でも自分は女性じゃなくて 

 

彼氏がいたとは言っていたけど 

 

彼女が男性の体の頃の
話だったのかな 

 

彼氏はいたけど 
彼氏が好きなのは男性の私で 

 

本当は女性として愛されたかったんじゃないかな 

 

と 

 

お金持ちになりたい 

いい家に住みたい 

ブランド物がいっぱいほしい 

 

そんなありふれたみんなが考える夢達より 

 

何より一番 
「女性として愛されること」を 
望んでいたのかな 

 

そしてヴァージンが本当だとしたら 
その願いが 

 

人生で一番願い続けてきた願いが 

 

叶った瞬間が 

 

 

 

今だったのかな 

 

 

 

と 
勝手に 
勝手に自惚れに浸った想像をして

 

めちゃめちゃ泣きそうになりました。 

 

しかしここで泣いては困る 

もし泣いて 

 

そのタイミングでまた 

彼女から発せられる自身の調べに気づき 

目が覚めた際 

 

隣の男が泣いていたら 

どんなことが思われるかわからない。。。 

 

危ない 

危ないぞ 

 

必死に耐えるんだ 

今はこの 

 

「いびき」に集中するんだ俺、、、 

 

必死の我慢し 
同時に彼女のいびきに 
深く感謝することができたころ 

 

帰る時間が来ていました。 

 

 
彼女を起こし 
「そろそろ出なきゃだよ」 
と伝え 

 

帰り支度 

駅まで一緒に向かいます。 

 

 
「毎日連絡してね」 
「浮気しないでね」 

 

そんな言葉を何度もかけられ 

 

「そんな心配しなくていいよ」 
「俺にも連絡してね?」 

 

と返事し 

 

電車に乗る彼女を見送りました。 

 

その後の 
転勤先にまた戻る私


沼に足をどっぷりと
足どころか
腰ほどまでに浸かってしまった、、、



どんな形でフェードアウトしよう


困っていたところ
 

表向き熱々な連絡等の寿命は
たった数日、、、

 
次第に彼女のほうから連絡はこなくなりました。 


とんだヴァージンが
いたもんだぜ、、、


と思いながらも


もちろん事実かも知れません

その中で
新たな世界を教えてくれた彼女に 
心より感謝しています。 。。

 

次回 
「バレンタインをもらった、82歳女性に」 
でお送りいたします。 


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