Home Made Story ~家で生まれる物語~

Home Made Story ~家で生まれる物語~

空間提案型ショートエッセイにチャレンジします。

リビングは何畳にしますか? キッチンは対面ですか?・・・・


こんなの家づくりではありません。


ミタキスペースファクトリーは家づくりに於いて、家を作る過程をとても

大切にしています。


楽しい設計期間、楽しい現場、ワクワクしながら出来上がりを楽しみに

して欲しいのです。


ここでは、設計スタートに向けて、こんな空間はいかがでしょう?

というヒントになるようなストーリーをかいていこうと思います。

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天井高1m40cm

これは建築基準法で認められている床面積に算入されないロフトの天井高。

前にも書いたけど、座って過ごすには十分な高さです。

天井高2m10cm

こちらは建築基準法で人の居る部屋、建築用語で居室の最低天井高。

こちらは立って通り抜けるには十分な高さ。

天井高2m26cm

かの巨匠コルビュジェが使う天井高。手を伸ばすと触れる事が出来る天井。

天井高 2m50cm 2m60cm 2m70cm・・・3m

天井高くて良いでしょう~。などと言われる天井高。

この仕事を始めて、いろんな天井に頭上を覆われる度にいろんな事を想う。

心理的、物理的、単なる感覚、様々な角度からもっと天井の高さを真剣に
考えたら、家はとても豊かになる。

家族でふとんを並べて寝ている程、僕が幼かった頃。

母が僕たちを寝かしつけ、こっそり部屋を出て行く。

隣にはスヤスヤと寝ている妹が居るが僕はまだ寝ていない。

寝たフリをするのが上手かった。

隣の部屋からはテレビの音が聞こえ、父が帰るまでのわずかな時間をくつろぐ母の笑い声が聞こえる。

何とも言えない距離感が戸を隔てて二つの世界が在るようだった。

そんな空間が出来上がると、僕は決まってうつ伏せになり、ふとんを被って枕に顔を埋めた。

何とも言えない音が耳の中に響き、瞑った目蓋の中にはいろんな模様が浮かんだ。

まるでタイムトンネルの中に居るようで、僕は空想の世界に引き込まれていく。

ある時、僕の布団は宇宙船だったり、またある時は潜水艦だったりと、少年の夢を目一杯楽しむ事が出来た。

『子どもたちは寝たか?』

そんな父の声が現実へと返ってくるきっかけだったのも覚えている。

そこから始まる両親の会話を聞き、愛情を感じ取る事も出来た。

そうこうしていると、スッと戸が開き、あわてて目を瞑る。

そして次に目を開けるのは朝になった時、そこには父の姿は無く、忙しそうに動き回る母が居る。

でも僕は二人の優しさを知っているのだ。
部屋にこもってしてたこと。


寝そべってマンガを読んでた。

テレビの前に集まってゲームしてた。

ずーーと寝てた。

こっそり深夜番組見てた。

彼女と並んで話してた。


その高さ1200mm


たまーーーーに勉強してた。


その高さ1500mm


なるほど、ロフトの高さはそんなもんね。