気力に欠くるなかりしか(愚か者の詩 シリーズ)
ネタ話を一席。
自衛隊ではいわゆる砲弾、弾丸以外の発射する弾薬に「訓練用」の使いまわしの利く物が存在します。
実際発射できる上、そのもの自体に装置を付ける事により、より精密な解析をして訓練精度の向上につながる欠かせない物です。
しかし、本来「放てば終わり」のはずのものを、回収するという作業が必然的に発生します。
それに纏わる話です。
よく「実戦を経験してナンボ」というような話がありますが、実戦なんてものは、出たとこ勝負のものであり、その勝負の頼みの綱はこれまでの訓練によるケーススタディーを、如何に適切に引き出し実行できるかに掛かっています。
「所詮訓練だ」と一言で馬鹿には出来ません。
訓練を有効な実力にするために、さまざまな協議や調整を「用意周到」を合言葉に準備します。そんな中で訓練用機材の回収方法も協議していきます。
A:「-という段取りで行います。各人安全第一で、所掌の長は特に目を配って負傷者を出さないようお願いします、以上別れ。」
B:「たかが訓練に毎度毎度大変だよなー。」
C:「まったく。」
B:「実戦になったらこんな悠長なことはできないだろうに。」
C:「そりゃそうだ。」
B:「だいたい、実戦の時にどうやって訓練弾を回収するんだよ。絶対そんな暇はないぜ。」
C: 「・・・・・・・えっ?。」
B:「だから、実戦のときに-(以下略)」
自衛隊版「都市伝説」でした。
ちなみに登場した「B」は幹部自衛官とされています。
