会社にいると

ふと昔を思い出すときがある

匂い、光景、音

思い出そうとすると

引き戻されそうになるから

意識を反らす

最近うまくなった

でも、刹那に反らせないときがある


昔、住んでた部屋に

今まさに住んでいる人にあったとき


社宅だったけど

息子が生まれる前から住みはじめて

息子がいなくなってから少しして離れた

息子と過ごした日々は全部あの部屋にあった

離れたくない、なるべく長く居たい

そう思った

でも、退職したから離れるしかなかった

今の住居も借家だが

息子は一度も見たことがない

本当は一緒に引っ越して

たくさん思い出を作るはずだった

明るい日々を想像していた

寂しさしかない

住んでた社宅に今、住んでる人は

なんだか暗い

昔はあんな人じゃなかったが

うつ病だろうか

ずっと前に幾度か話したことがあるけど

いまは目も合わせられない

見かけるたびに胸が締め付けられる

近づくたび早く離れなきゃと思う



あそこには、

あの人が住んでいるあの部屋には

二年前までたくさんの笑いがあった

心を温かくさせてくれる事がたくさんあった

幸せな家族が住んでたんだ



ひとりの男の子が五年五ヶ月の間

一生懸命生きた証が詰まってる



今は違うのかな

こればっかりは

どうあがいても自分じゃ変えられない


とても悲しい








最近は何を感じるわけでもなく、

ただただ、いま、この瞬間を生きている

それでいいんだと思う

あれやこれや、難しいことは考えないで

未来や、もちろん過去のこと

考え出したらきりがない

時間を巻き戻すのも、止めるのも、進めるのも

人間には出来ないから、

いま目の前にあるものに集中している

不思議な話で、いまは今を掴めている

昔は今が分からなかった

先ばっかり見てた

今すら、見えていないのに、未来ばっかり

いつも焦ってた、漠然と

自分ができること、できないこと

やらなきゃいけないこと、そうでないこと

うまく分けれてなかった

これじゃだめだって、こんなこと意味ないって

本当は全然そんなことないのに、

自分のままでいいのに、

今を生きていればそれだけで十分なのに

誰かに合わせようとすること

誰かのために生きたいと思うこと

それが自分だとか、

それ自体は悪いことじゃない

でもそれがすべてじゃだめかもしれない

いまはブレない

大きくも構えない、小さくも振る舞わない

大切な人を亡くして見えたものがある

君がくれたもの。

こんな人間にくれたもの。

生きる意味を教えたくれたこと

今に気づかせてくれたこと

図々しいが、無駄にはしない

また会う日まで、絶対に無駄にはしない

幸せだったあの日々に感謝しかない

そう、淡白なこれからの日々、

見つめるものは足元だけ

今を生きるだけ



なぜ自分は生きているんだろう


「5人家族」

息子がよく言ってた


具合が悪くなりはじめた日も

5つの風車を折り紙で折ってくれた


支援センターで、もう終わりの時間なのに

妻がもう行くよっていっても

5つ出来るまで折り続けたんだって


「5人家族だから、5つ」


世界で一番大切なものを、一番大切な家族を

守れなかった自分は

なぜ生きているんだろう


見返したらちょうど1ヶ月前も同じようなこと書いてますね。

気分が最悪です

なんにもやる気起きない

どうしたらいいんだろう。

将来のことを考えると悲観する要素しかない

なにが楽しくて生きていくんだか

そんなことはどうでもいいんです

心に決めたのに

また繰り返すのが人間の性

成長しませんね。

目の前のことをただこなせばいい。

ただそれだけ

なのに、それが難しい

辛い

体が重くて苦しいです

起きてからずっと気分が陰鬱で

息をするのもだる重い。

早く夜になってほしい。

他人と話したくない

あの頃に戻りたい

輝いてる人生 なんて

だけどやっぱり

いつか躓くんだよね

幸せは不幸と背中合わせ
元の会社でまた働きはじめて、
今日で1ヶ月経ちました。

途中連休もあったので実質そんなに働いてないですが、なんとか乗り切りました。

やっぱり息子と暮らした町に毎日通うのは、ふと冷静になったとき辛いものがありますが、大体の時間は仕事のことを考えていられるので、気が紛れています。

すぐに仕事に専念できる、というのは元の会社に戻った強みですが、今の自分にとってはこの点では本当に助かっています。

遠くて少し通うのがしんどいですが、まぁこのまま目の前のことを淡々とこなして、生きていきます。

以上近況報告でした。

おわり
歩き続けよう

君との思い出とともに

がんばろう

子供たちが育つその日まで

それができれば上出来

目の前のことをただひたすら

こなして毎日がすぎれば上出来

記憶がなくなるその日まで

生き続けよう


ひとは悲しいとき涙を流す

本当に悲しいとき、涙はたくさん流れる

涙を流すとなぜだろう、なにかが変わる

これはただの勝手な言い分だけど

涙は悲しみの心でできている

涙は純粋な想いでできている

涙を流すと、悲しみも流れ、想いも流れ

やがて、強さと見誤るにぶさだけが残る

涙に生かされている

涙がほくそ笑んでる

ひとは生きるために涙を流す

だから涙は憎い

アドラー心理学を分かりやすく解説した本として、岸見一郎氏、古賀史健氏著の『嫌われる勇気』が一時期話題になりましたよね。

今更ながらなんですが、昨日読んでみました。

(※あまり、いいことを書いてません。単純に個人的な感想で、読書記録としてこの記事を書いています。この本が好きな人にはすみません)

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事の発端は2月です。元いた会社の上の人たちと会食した際に、『嫌われる勇気』の話が出ました。

その時点で、フロイトの説く原因論についてはいくつかの関連図書を読んで大体理解していましたが、果たしてアドラー心理学とはどんなものなのかと (さわりくらいは知っていましたが) 気になっていました。

でもちょうど、偽カウンセラーとのやり取りで辟易していた頃で、他人の説く心理学はあてにならないと思ってた部分もあって、読まずにいました。

いまになって、再入社を前にして、自己理解や精神的支柱になるかもなどと思い、読むことにしました。

この本の位置付けは、おそらくアドラー心理学の導入本ということなのだと思います。スタイルとしては、悩める青年とギリシャ哲学とアドラー心理学を探究する哲人の対話という感じです。

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それで、内容についてですが、一回読んだだけなんですが、うーん…なんだか心に沁みませんでした。

理解できる部分や自分の考え方と近しいものもありましたが、その一方で、導入図書としての役割が強くてハイライトを端折っているからなのか、論理が頭にスッと入ってこなかったです。

読者は哲人が説くアドラー心理学の要素について、懐疑的な立場にある青年と自身を重ね合わせて読み進め、理解を深めるのがこの本の狙いだと思います。
でも自分にとっては、青年の疑問や納得する点があまりにも自分のそれと乖離しすぎていて、全く頭に入ってこなかったです。

それから哲人の挙げる例も、要素を論理を導くために帰納的に使おうとしているみたいなのですが、読み進めても論理が上手く汲み取れなかったり反例が頭にたくさん浮かんできて、納得できないことが多かったです。

あと何回か読めば理解できるのかも、とも少し思いますが、心理学に対する興味がまたなくなってしまいました。

ひとの心理を研究したと言っても、所詮いち学者が作った世界だなと思います。時代背景や経験した出来事、聞いた話などに偏りがあれば、そういった偏ったひとたちにしか通じなくなる。普遍的な真理はそこにはないですね。

色んなことを経験し、都度物事を深く洞察し、原理的に考えてこそ、一般化される真実にたどり着くのではないでしょうか。

アドラーはフロイトと対立し独自の学派を作ったと書いてありました。なので、この本はフロイトの原因論を否定するような論調なのですが、個人的な考えでは、それぞれの学派は適切な対象が異なるように思います。
アドラーの説く心理学は、死生観を常に意識せざるを得ないような状況にある人には不向きだと思います。そういったひとたちには、要求のハードルがあまりにも高い。そして、幸せに生きるのが最終目標になっている点で、ポイントがずれている。フロイトの説く心理学のほうが援助になると思います。心の整理がつくというか、拠り所を与えてくれると思います。それはそれで間違いではないし、偽りでもない。拠り所を作ったって人生の嘘では、毛頭ない。

純然たる真理にたどり着くはずもない心理学という学問において、原因論だ、いや目的論だと言い争うのは、端からみて非常に滑稽だと思います。

大事なものは、自分の状況にあうエッセンスを色んなひとの考え方から取り出して、自分が生きやすい独自の世界観を構築することなんじゃないかと最近思っています。

ですが世の中には本に書かれたことをそのまま、なんにも考えずに、さも自分の意見のように主張するいい大人が沢山いるんですよね。だから売れたんだと思います、この本。聞きなれない通好みそうな心理学の一学説が、なんだか自分が日々抱える悩みを克服できそうな感じに、対話形式という分かりやすそうに書いてあるので。ネタを欲するビジネスパーソンに、うってつけですよね。


なんだか悪口みたいになってしまいましたが、アドラー心理学も勉強になりました。いろいろなことを考えて形にするひとが沢山いるんですね、この世のなかは。


とりあえず現状維持でいきたいと思います。


君の今が欲しい

 
君の今を見たい
 
すべて過去のものなんだ
 
君は今どこに立ち
どんな顔をして
何を見つめているんだろう
 
君の今が欲しい
 
君の今を見たい
 
ただそれだけなんだ
 
それだけでいいのに
 
そばに来て
 
横に座って
 
同じものを見よう
 
ただ話して
 
ただ笑って
 
ただ時を過ごすだけ
 
それだけでいいのに
 
それも叶わない
 
遠い遠い夏の日
 
君といった水のある公園
 
楽しかったね
 
また行こう
 
今の君と一緒に