センター試験(数学)受験対策原案 | ナノテクブラックジャックのブログ

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 ナノテクが期待される以前の1996年から、日本復興の期待を背をっていた2000年代前半、期待が薄れてしまった2008年までの13年間を最前線で見て参りました。

 そんな私が考えていること、身の回りで起こっていること等を書き綴ります。

 

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 みなさん こんにちは。

 

 ナノテクブラックジャックです。

 

私は昨年6月より、東海地区の個別指導学習塾でパート教員をしております。

 

 その経験を生かして、私の考案したセンター試験(数学)の受験対策(センター試験までの学習計画)原案を御紹介しようと思います。

 

 結論から述べます。

 

 勉強計画を次の2つに大別します。

 

 範囲内の全単元にムラなく取組み、基礎力を養成する。

 センター試験の傾向を分析し、出題されやすいところを重点的に取り組む。

 

8月までは、①を重視し、9-11月までは②を重視し12月~センター試験までは様子を見ながら①と②を適宜尊重した学習をするというものです。

 

 センター試験(数学)は、2011年度までの数年間はほとんど傾向に変化はありませんでした。

 

  ところが、昨年度(2012年度)は、出題単元、問題の傾向に変化がありました。

 の学習をおろそかにした学生は大量失点したようです。

 

 

 私は昨年度、2人のセンター受験生の数学を担当しました。

 

 2人とも国立文系志望で、数学を苦手としていました。

 

 引き受けた時期が8月下旬と10月中旬でした。

 

 センター試験までに時間的な余裕もなく、数年間の傾向も安定しておりましたので、②中心に指導しました。

 

 試験時間が足りないので、スピードアップに重点を置きました。

 

 その甲斐あってか、2人とも2006-2011年度の過去問では、数ⅠA数ⅡB共に8割程度得点できるようになりました。

 

 数ⅠA2次関数は全年満点でした。

 

 数ⅡBでは三角関数に最も力を入れました。

 

 ベクトルは6年間連続で得点しにくい空間ベクトルが出題されておりました。

 そこで、ベクトルでは3割取れれば良しとして、その時間を三角関数に回すという作戦を立てました。

 

 2012年度のセンター試験数学の問題を見て、私は唖然としました。

 

 数ⅠAの2次関数は奇問が出題されていました。

 多くの受験生は、問題を半分くらい読むまで2次関数の問題とは認識できなかったようです。

 

 数ⅡBでは三角関数は出題されませんでした。

 代わりに、これまでに出題されたことが無い円の方程式が出題されたのです。

 

 ベクトルは7年ぶりに得点しやすい平面ベクトルが出題されました。

 数列では、これまでに出題されていない数学的帰納法が出題されました。

 

 

 問題を見た瞬間に私の受け持った2人の受験生は大量失点していると思いました。

 

 センター試験後に教室に行くと教室長から「2人とも数学で大量失点して落ち込んでいるから、こちらは話しかけないように」と注意されました。

 

 私の受け持った生徒だけでなく、他の教室でも、現役生は数学大量失点の傾向にありました。

 

 を中心とした学習は付焼刃的なものです。

傾向が変わらなければ高得点も期待出来ます。

 

 しかし、傾向がわずかに変われば大量失点しやすいのです。

 

 の学習を重視すれば変化に対応しやすくなります。

現役だからといって不利になることはないでしょう。

 

 ただし、本学習計画原案は、あくまでも参考程度(たたき台)にして、ご自身の能力、信念に基づいた効率的な学習計画を立てられることをお勧めします。

 

 ちなみに、私の受け持った2人の生徒は、(第2志望ですが)地元の国立大学に入学しました。

 

 P.S. コメントには必ず目を通しますが、返事は期待しないでください。