友人宅への訪問。
台風被害を受けた館山に初めての遠出。
テレビで見た風景がある反面友人宅は被害を免れ普通の生活を取り戻していた。
今回は、彼の家族の無事を見届けたい思いと内房の海を体感したい思いが重なり、休みの日に時間を作ってみた。
ラリマーを使った彫金小物を作って生計を立てる彼は、私の数少ない尊敬できる人物である。
滞在時間の6時間、ずっと話し続けていた我々の話題はビジネス・家族・政治・国際関係・文化と多岐にわたった。
6畳の広さがある彼の工房がその時は無限の空間に感じ、記憶や思考は過去に未来にと瞬間的に時空を超えた。
その中でも私の心に残った話題は台風直後のこと。
電気も水も不足する中で彼はローソクの炎を家中に灯し、“バケーションだよなぁ”なんて言って遅くなったら寝て明るくなったら皆んなで家にあるものを食べながら楽しく過ごしたらしい。
昔のように、青年海外協力隊当時と変わらないその心の余裕が私をホッとさせ、元気をもらえた。
“昔こんなことやってたよね”
“そう、あの時はこんな感じで…幸せだった”
そんな会話が聞こえてきそうな、今の私にはない余裕が感じられて。
FBでそんなレスをしたら彼は
“幸せだらけだよ”って返してきた!
ナイスガイ。

