僕はここ20年以上、叩きながら歌う、いや歌いながら叩く・・・
とにかくギタリスト、ベーシストの後ろで普通は黙々と渋くリズムを刻むはず
ドラマーが歌うというというちょいと風変わりな立ち位置でバンドをやってきました。
ピンのシンガーが前に居ないために、慣れていないギタリストやベーシストからは
最初はやり難いと思われます。
本来なら「目立つシンガーの横でカッコ良く決めていて、いざ出番の時にバーン!!
と前に出て、ソロを決める!」というのが普通ですが。しかし、シンガーが後ろにいるため
前列のお客さんの視線が直接、ず~っとギタリストやベーシストに注がれます。
でもね、このおかげで、全く手を抜くことが出来なくなります(笑)
ウチのバンド BLUESDELUXのメンバーは決して手を抜くなんてありませんが(笑)
とにかく後ろのドラムセットで歌う僕を追いかけるお客さんの目が自然に前列の
竿(さお)モノの3人に注がれますから、通常の演奏のステージングとは違います。
↑このように、俺がMCしてる間に、ギターのチューニング。
でも、そのチューニング中も、おしゃべりする俺への視線の途中にあるから、前線の3人は
気が抜けないのです(笑)
このおかげで、ツインギターの絶妙な絡み具合や、このみんベースの絶妙なフレージング等
をお客さんは他のバンド以上に目にする事になるんです。
結果、この4人のプレイを常に均等に見てもらえるという効果に(笑)
俺のドラムセッティングもどんどん、お客さんから見えやすいようにシンバルは低く水平に
なります。タムも出来るだけ低くするようになってきました。
元々、ZEPや パープルやストーンズのシンプルセットが好きでしたが、俺の場合は
「歌う俺のこの顏をもっと見えるように」といういかがわしい理由も加わってのシンプルセットに。
とにもかくにも、これからも、もっと低くしていこうと思っています(笑)
また、息子の同級生がブラスバンド部入って、ドラムス担当になったとの事。
僕は使わないスネアドラム(TAMAのコッパー製)を記念に差し上げようか?と息子に
言いました。すると息子「学校のタイコを使うから要らないって。それより『パラなんとか』
を教えて欲しいってさ」 との伝言。。
おそらく『パラディドル』 の事だと思います。
右手と左手のコンビネーションの基礎定型を言いまして。JAZZドラマーなどは、当たり前に
やるもの。しかし、私はやった事がありません(笑)
いや、ハッキリ言って「出来ない」(笑)
シングルストローク(右と左を一つづつ タン!タン!)と
ダブルストローク(右と左をタタ! タタ!)と
これくらいしかできません。
ただ、このダブルを細かく出来るとダララララ~といわゆるロールみたいに(笑)
さて、息子になんて言おうか・・・・



