離れて早、半年、博多ではとても恵まれた音楽環境でした。
何が恵まれていたか?というと、いわゆる「チケットノルマ」という縛りから解放された事。
僕がバンド活動始めたウン十年昔から、、要するに出演バンドから担保としてチケットノルマ代の
お金の負担があり、ライブハウス側は最低限の経費確保が出来て、しかもバンドマンも
ノルマ以上のお客さんが入れば「ペイ」(要するにチャラ)する仕組み。
例えば1,500円のチケットを20枚売ることがノルマとなると、まずはバンドとして30,000円
をライブハウスに支払い、20人以上来たら21人目からバンドの収益となる仕組み。
ある時期からこれに滅茶苦茶抵抗感が出てきて、博多ではいわゆる「ノルマ」のあるライブハウス
には距離を置くようになりました。また少し手伝ったアマバンドでも自主企画LIVEとしながら、ハコを
借りて、そして観に来てくれたお客さんから1,500~2,000円のチケット代を貰い、経費以外を
自分ら「ギャラ」として手にしており、、、これもにも滅茶苦茶抵抗があった。。
「それってありなの??」って思った。
これはライブハウス側のシステム批判などではなく、演者側の問題。
基本週末の夜の貴重な時間を割いて足を運んでもらい、2,000円以上のお金を頂くわけです。
我々は演奏欲を満たし、また出費もないわけです。しかし、極端に言えば、来てくれる人は出費だけ
になるわけです。だからこそ演者側は楽しんでもらえるように工夫し、努力し、全力で臨まなけれ
ばならないのです。
プロミュージシャンでも今や満席にするのは困難な時代。そんな中、「お客さん、呼んでね、入った分何%かバックするから」というスタンスをアマチュアバンドにも適用してるハコなんてほとんどないです。
でも、博多ではゲイツやSORAがそうでした。
ノルマがない分、しかし、逆にプレッシャーになり、動員に気を持っていかれてしまう事が
多くなりましたが、しかし、どうやってお客さんを呼ぶか?どうしたら興味を持ってもらえるか?
という事に注力するようになります。それってアマチュアで?と思われますが、しかし、
それこそがバンドの力のボトムアップになると思っています。
演奏&楽曲&キャラ&etc.
とにかく「とりあえず、ノルマ分をバンドで負担しといて~」というスタンスがなくなると
全てに対しての責任感が変わります。絶対に!!
福岡では、ある程度、演奏を観に来て頂けるバンドが出来たので、福岡時代後半は動員を
それほど気にしない活動が出来ました。
ではここ大阪では?
さあ、それはこれからです。
とにかく自分が出したい音とステージングまで頭には浮かんでますが、それが受け入れられるか?
う~~~わかりません。BLUESEATERSのような歌も演奏もタップリ聴かせるバンドをやりたいと思って
いますが。しかし、それがここで受け入れられるか?でも、とにかく自分がやりたいことを直球でやりたいと思っています。
また一からのスタートになりますが、とにかく頑張ります!!!
