先日、「力み」はなぜ生じるのかについて一度書きましたが、今回は「正確性との関連」に焦点を当てた説明です。
この間のブログを書いた後、「力み」の原因について色々と考えたのですが、まだまだ色々とありそうです。古谷氏が言う通り、何ヶ月も費やすべきトピックです。
自己防衛なんていうのも「力み」の原因だと思います。物が自分の方に向かって飛んできた。咄嗟に避けながらも身体は硬くなると思います。
自己防衛の延長かもしれませんが、人に触られた時にも「力み」は生じることがあります。教室で、実際に生徒さんの身体に触れて姿勢を治すことはよくあります。まだ信頼関係が十分に築くことができていない場合には特に身体が硬くなることがあります。
緊張も原因の一つとして考えられそうです。
この三つの原因が、武術として太極拳を学ぶ、推手を学ぶ上で乗り越えなければいけない「力み」だと思います。相手と向かい合った時に、これらの理由で力まずに、リラックスしたまま、防御、攻撃ができるようになるようにトレーニングを続ける必要があります。力んだままだと相手の動きを感じ取ることはできません。
正確性を優先することで生じる問題として、『手先を使った方が、胴体に近い大きな筋肉を使うよりも正確に弾けるため、その弾き方・身体の使い方で一旦弾けるようになってしまうと、さらなる身体の使い方の探求を怠ってしまう危険性があります。「思い描いた音楽を創ること」の重要性に比べれば、自分の身体の力みや疲労は些細なことですので、それが実現できてしまうと、どんな身体の使い方をしているかに関わらず、それ以上探求しないということが往々にして起こります。たとえその時、指の筋肉ばかり使うがゆえに、手指や手首、前腕の筋肉がカチコチに固まっていたとしてもです。
同じような問題はスポーツでも起こります。ボール投げにせよ、バットやラケットなどのスイング動作にせよ、初心者は手先だけを使いがちです。しかし、多くは、練習を積むにつれ、より胴体に近い筋肉を使い始めます。これは、胴体に近い筋肉を使った方が、素早く力強い運動を作り出せるため、投球速度や打球の飛距離といったパフォーマンスが目に見えて向上するためです。結果、手先の筋肉の力みも減っていきます。』
太極拳の場合だと、とりあえず先生がやっているような動きをコピーするために手足の動きを中心に動作を覚えることがこれに当たると思います。例えば前に向かって歩いて行く弓步(ゴンブ)。本来は腰をしっかりと意識してほしいのですが、前に進むことに集中しすぎて足しか動いていないことがよくあります。手足が腰の動きに合わせて動くはずのところが、腰は動かず手足だけ動いてしまっているなんていうのもよくあります。
『幸い、私たちの身体は、練習を重ねるだけで(たとえ身体の使い方を探求せずとも)、動作の正確性は向上し、結果、ある程度は力み(同時収縮)が減っていくことが知られています。したがって、「たくさん弾けば、力みは消滅する」と思ってしまいがちなのかもしれません。事実、それは完全に間違いではありませんし、単に練習不足が原因で、力んで弾いているケースも多々あります。しかし、練習の「量」だけで、必ずしも力みの全てが無くなるわけではありません。逆に言うと、適切な身体の使い方・弾き方を発見するだけで、力みは容易に消え去る可能性があるということです。』
太極拳は、ゆっくりと動き続けることでだんだん身体がリラックスして力が入っていかなくなると思います。リラックスできるようになるためには套路の動きを考えなくてもできるようになるぐらいにはならないといけないので、繰り返しの練習はやはり必要ですね。
練習しなくて動きを忘れると、思い出そうと頭を使った瞬間に「力み」が出そうです。
「適切な身体の使い方」特に腰と肩の使い方を発見できると周りから見ても「力み」の少ない動きに見えます。
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