昨日書いた「初歩から学べる太極拳」その1からの続きです。
題からも想像に難くありませんが、この本が想定する読者はおそらく太極拳の「初心者」です。一番初めのページも「太極拳を始めるにあたって」という題で始まっています。
その後、こんな内容が続きます。
ー 太極拳が人体に及ぼす作用
ー 拳術習得の要素
ー 学習に際しての諸注意
ー 太極拳学習に際しての戒め
この辺りは初心者が読んでもおそらく納得ができる説明だと思います。実際に知ることで役に立つ内容だと思うし、こういう説明をしっかりする人もなかなかいないのではないかと想像します。
そして、姿勢の要領として「虚灵顶劲」「 二目平视」「 沉肩坠肘」などが簡単に説明されています。この部分は私がまだ日本にいて太極拳をかじったばかりの頃読んだときには何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。なぜ要領があるんだろうか、これができると何が変わるのか、が書いてないからでした。今になって読むと、なるほどそういうことが言いたかったのか、って感じますが、初心者にはあまり親切ではない気がします。
基本歩形やら基本手形、基本動作の説明があって、24式のステップごとの説明に続きます。24式は、動きごとにイラストと説明がついています。全くの初心者がこれをみてできるようになるか、というと昨日話した通り、難しいと私は思います。
何となく批判的に紹介をしてしまいましたが、この本、実はそんなに悪くはないと思います。ただ、条件が一つつきます。きちんと太極拳をわかっている方が、この本を教科書として初心者に教えるということです。行間を埋めて、説明されていることが実際にどのように使われるのかを教えてくれる人がいればこの本はかなり役に立つと感じます。150ページに満たない本ですが内容はかなり豊富ですし。
自分がいつか教室を開くようになったとき、生徒さんたちようにメモを作るつもりで今も用意しています。その際の参考にはきっとなると思っています。
残念ながら、この本も手に入りづらくなっているようです。
