今回は、医師・薬剤師・看護師紹介という形で、医療に貢献されている株式会社パワードクターの大塚社長にインタビューいたしました。



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―趣味もしくは休日の過ごし方を教えてください

今の趣味と言いますか、マイブームは、着物の着付けです。

最近になって始めました。独学です。なぜ着物かと言うと、祖母が着物をたくさん持っていたのですが、誰も着なくなってしまいました。

でもすごく良い着物もあって、ちょうど良い年齢になったので、そろそろ着物を着ても良いのかなと思って、始めました。



―海外など旅行先で好きな場所はありますか?

好きな場所は具体的には「ない」です。

行くとしたら、とにかく自然の中に身を置いて癒されたいと思います。だから、今年やりたいのは、満点の星空の下でテントを張って眠りたいということです。

以前、バンガローを借りて大自然を満喫する機会はあったのですが、お酒ばかり飲んでしまって(笑)、星空を全く眺めていなかったという失敗もありました。



―お酒は飲まれますか?

はい。飲みます。大好きです。

ただ、あまり強くはなく、ある程度飲むと気分が悪くなるので、お水を交互に飲みながら飲んでいます

最近は日本酒が大好きで、非常にコストパフォーマンスが良いんですよ、ちょっと飲むだけで気分が良くなるから(笑)。

おいしいお酒を飲んで味わうのが好きなんです。以前は、焼酎をよく飲んでいました。



―小さい頃は、どんなお子さんでしたか?

人の顔色を伺う子だったのではないかなと思います。学校では、ごく普通の子だったと思います。

人のためになる仕事には就きたいなと思っていました。

その中で、お医者さん、看護師さんになりたいとは思っていたのですが、何しろ勉強が文系だったものですから(笑)



―医師を目指そうとする人に助言するとすれば

お医者さんというのは患者さんの病気を治すのが、一番の任務ですよね。

そういう意味では医療は常に進歩しているので、それは勉強してもらいたいです。 

その反面、延命ばかりを追求して、患者さんにかえって苦痛を与える場合も多いと思うのです。

これから医師になる人には、延命だけでなく、患者を家族だと思って、大事に接してほしいですね



―人生の経験者として、今の時代をどう読み解きますか?

人との繋がりが希薄になっています。

ただ、希薄になっている反面、SNS上だけでの安易な繋がりは苦労せず、簡単に築けるから築きたいという人が増えていますね。

それでひずみができていると思います。対面して話したり、関係を築いたりすることが大事だと思いますが、そういう機会が少なくなっています。 

あえて少なくしているのかもしれませんね。
 


―今の医師はPCの数値だけで判断し、患者の方を見ないという意見が増えてきましたが、どう思われますか?

しょうがないと思う部分もあります。

今の先生方は全て数値で判断して、どういう状態なのかを見るのは確かだと思うので。

ただ、延命などに関しては、患者さんを見てほしいと思いますね。絶対治るのだったら、数値だけ見ればよいと思うのですが。



―これから医学が進むポイントは何だと思いますか?

これからは、たぶん病気がなくなっていく時代に入っていくと思います。

がんもこれから何十年か先は、もう先に分かって、なくなってしまうかもしれない。

すべての病気が治せる時代に入るのではないか、と思います。



―ご本人がなったら怖い病気は何ですか?

顔の部分が変形してしまう病気、がんですね。 

常に包帯やマスクで顔を覆っている人は、多分そういうご病気ではないかと思うのですが、それは怖いですね。

それと皮膚病ですね。顔に影響が出ている方。今まで辛い経験をされているのだなと思うと、胸が痛みます。



―その病気になったら、どの病院に行きますか?

病院ではなく、先生で選びます。自分もやはり延命はしたくないです。そして、家で死にたいです。



今回は医療業界を支える役割の大塚社長ならではのインタビューになったと感じます。

お酒好き、自然に癒されたいという面が見られる一方、医療業界に携わる方として、「延命治療の是非」へのこだわりが見られました

そのこだわりの奥には、「患者様の気持ちを優先してほしい」というお気持ちが。

今後、在宅医療が当たり前になっていく超高齢時代の中で、まさに、今後の医療業界のテーマを確認できたインタビューでした。