「お家に帰る」
「自宅にはいつ行けるの?」
母の言う「自宅」
はじめは元々の実家のことかと思った。
だけど違っていた。
母の「自宅」「家」は
今、住んでいる所だった。
この場所で母は
良き人達に囲まれながら
食べたい時に食べ寝たい時に寝て。
完全に自分のペースで過ごしていた。
そのために
妹も私も走り続けた1年半で
二人とも母のことが頭から離れたことがなかった。
この「自宅」に完全に帰ることができるのは
今は難しくなってしまったけれど。
姪っ子の結婚式に向けて
何とか体調を整えてもらって
そして1回「お家」に帰ろう。
私達姉妹にとっては大変な1年半だったけれど
でも、母が満足できる時を贈ることができて
良かったなっと、昨日思いました。
母は、紫の花が好きです。